DISC REVIEW
Japanese
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チーナ
DOCCI
いわゆるギター、ベース、ドラムのロック・バンドのフォーマットに則らない、ヴァイオリンやホーンの入ったバンドが世界各地で頭角を現す今。チーナは日本、そして東京に生きる女の子のリアルをちゃんと封じ込めた音楽として無二の存在と言えるだろう。7曲入りの今作では、コントラバスの林絵里を始め、何人かのメンバーのマスロック志向が表出した「大きな渦」といった新機軸もパッケージ。また、椎名杏子が作る、日常のなにげない事象に対するシニカルな視点や、女の子のいい意味でのしたたかさやあっけらかんとした強さを描いた歌詞が印象的な「テレビドラマ」や「四面楚歌」など、言葉のチョイスも面白い。編成のユニークさのみならず、テーマや楽曲のオンリー・ワンっぷりが増した、最新鋭のロック/ポップ作。
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