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"AKABIRA CAMP BREAK 2023"、第2弾出演アーティストで井上竜馬(SHE'S)、チャラン・ポ・ランタン、磯野くん(YONA YONA WEEKENDERS)ら決定。出演ステージも発表
2023.08.10 12:00
9月23日、9月24日に北海道 赤平エルム高原リゾートにて開催される"AKABIRA CAMP BREAK 2023"の第2弾出演者と出演ステージが発表された。
第2弾出演者として、9月23日に井上竜馬(SHE'S)、9月24日にはチャラン・ポ・ランタン、磯野くん(YONA YONA WEEKENDERS)、Bialystocks(二人編成)、Ryu Matsuyama(solo)が発表された。今後、最終出演者の発表も予定されている。
さらに、第2回目となる本年の音楽ライヴは、エルムステージ、クマゲラステージとふたつのステージで行われることも発表された。
個性豊かな"ワークショップ"、"アクティビティ"、"フード"も続々と追加されており、音楽ライヴ以外でもゆっくりと楽しめるイベントになりそうだ。
▼イベント情報
"AKABIRA CAMP BREAK 2023"
9月23日(土)、9月24日(日)北海道 赤平エルム高原リゾート
OPEN 9:00 / START 12:00予定
OPEN 10:00 / START 12:00予定
【出演アーティスト】
■9月23日(土)
エルムステージ:おかしなふたり(奇妙礼太郎×Sundayカミデ) / SPECIAL OTHERS ACOUSTIC / sumika[camp session] and more
クマゲラステージ:井上竜馬(SHE'S) [NEW] and more
■9月24日(日)
エルムステージ:チャラン・ポ・ランタン [NEW] / フジファブリック / 真心ブラザーズ and more
クマゲラステージ:磯野くん(YONA YONA WEEKENDERS) [NEW] / Bialystocks(二人編成) [NEW] / Ryu Matsuyama(solo) [NEW] and more
[チケット]
入場券 ¥8,500 / 通し入場券 ¥16,000(早割 ¥14,000) / コテージ付き通し入場券(6名用) ¥46,000 / コテージ付き通し入場券(8名用) ¥56,000
■一般販売受付中
チケットぴあ:https://w.pia.jp/t/campbreak/
オフィシャルHP:https://campbreak.com
Instagram:https://www.instagram.com/akabiracampbreak/
Twitter:https://twitter.com/campbreak
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from here to there
フジテレビのドラマ"オールドファッションカップケーキ"やCMタイアップ、ラジオなどでもその名が耳目に触れることが増えてきたRyu Matsuyamaの新作。Ryuが注目のSSW 優河と共に澄んだツインVoを響かせる「kid」、ラッパー BIMと"普通とは?"をテーマに、グルーヴ感充分に絡み合う「ordinary people」、2年ぶりにmabanua(Ovall)と共作し、洒脱且つ後半の展開も胸キュンなポップ・サウンドで包み込む「blue blur」など、今回もハイセンスなゲストが参加。「hands」ではShingo Suzuki(Ovall)が共同編曲し、"当たり前の生活"に照準を当てた詞を際立てるアレンジで聴かせる。けば立った私たちの気持ちを鎮め、浄化する、今多くの人に届く意味がある作品。
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And look back
朝日が昇るようなインスト曲から、大陸感のあるドラムとコーラスが聴き手を奮い立たせる「From the Ground」で幕を開ける、Ryu MatsuyamaのニューEP。前作以上に多彩なアーティストとタッグを組んだ1枚で、またレンジを広げている。ドラマ"大豆田とわ子と三人の元夫"ED主題歌でも話題のMC、Daichi Yamamotoとの共作曲は、ジャマイカとのハーフであるYamamotoとイタリアで育ったRyu(Pf/Vo)のバックグラウンドをテーマにしたナンバーで聴き応え充分。YouTube 2.5億再生を誇るタイのポップ・アーティスト、Max Jenmana参加の「Under the Sea」ではファンキーで今風なネオ・ソウルに挑戦しており、両者の新たな扉を開いている。
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Borderland
新たにプロデューサーにmabanua(Ovall)を迎えた、ピアノ3ピース・バンドの2ndアルバム。壮大で芳醇なサウンドで街や景色を描き出す叙景に優れたサウンドに、包容力も強さも併せ持つRyuのクリアなハイトーンVoが乗る彼らの魅力に、確実に磨きがかかっている。mabanuaとの共作曲「Blackout」は、キーボードとベースが効いたグルーヴィな1曲で、バンドに新たな風が吹いたことを感じさせる。また、初のゲストVoを招いた日本語バラード「愛して、愛され feat. 塩塚モエカ(羊文学)」も新鮮。そして、"予想もつかない事こそが/信じられる唯一の希望なんだ(和訳)"という「Go Through, Grow Through」の一節は今、多くの人の気持ちを支えてくれるはず。
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Between Night and Day
まるで夜が明けていきそうな美しいインスト曲「Window」から始まり、1枚を通して旅に出るような、想像力をかき立てる音楽が数珠繋ぎとなった作品。ピアノ、ベース、ドラムの編成で、グッド・メロディの叙情的なピアノ・ロックを紡いできた彼らだが、今作は広がりゆく発想をそのまま音に映し、多彩な音とジャンルを練りこんで、情景や心象風景をエモーショナルに描いている。牧歌的でフォーキーなタッチからエレクトロでモダンな音まで操る感覚は、ARCADE FIREを思わせるようでもあり、ソウルが香る温かなポップスでもある。さりげなく日常に馴染む音楽でいて、擦り切れないタフさと奥深さも持った、細部にこだわったアルバムだ。Ryu(Pf/Vo)によるエアリーで艶っぽさも滲むヴォーカルの温度も心地よい。
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Leave, slowly
オルタナ好きなイタリア育ちのヴォーカル&ピアニストと、広くJ-POPアーティストのサポートを行うベーシスト、そしてバークリー音楽大学卒のドラマー。とくれば、スキルフルなジャム・バンドあたりを想像してしまうが、このトリオの奏でる音楽は自然、街などの情景と、上昇していくエモーションをアンサンブルで表現した"人間活動のBGM"とも言えそうな普遍性の高いもの。3作目となる今回は、初のストリングスを導入したTrack.2「To a Sunny Place」など、爽快なカタルシスを生むナンバー、RyuのフェイバリットであるBON IVER的な繊細なヴォーカリゼーションのTrack.3「Do it Again」、ギターも入った、ディープで静謐な世界観のTrack.5「In this Woods」なども。歌を軸に自由自在に展開する演奏の醍醐味を堪能したい。
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Memories
SHE'Sの新作は、朝日が差すようなイントロ「Dull Blue (intro)」ののち、積乱雲を意味するタイトルの通り清廉で美しいピアノ・ポップ「Cloud 9」で幕開けする。同曲が先行発表されたことから、彼等らしいストレートな魅力のある作品になったのかと思いきや、'80s洋楽ロック・テイストな音像の「I'm into You」、ロマンチックに踊れるミドル・ポップ「No Gravity」、ライヴで壮大さを増し強力なパワー・チューンになりそうな「Kick Out」と、幅広く楽しませてくれる。クワイアとブラスが温かく包み込む「Alright」、ラスト・ナンバー「Memories」まで聴き終えたとき、あなたのどんな"記憶"も人生の彩りとして受け止められているはず。ジャケットに書かれたSHE'Sっぽいメッセージにもほっこり。
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Shepherd
SHE'Sが1年7ヶ月ぶり、6枚目のフル・アルバム『Shepherd』をリリース。本アルバムには、バンドにとって初のアニメーション映画への書き下ろしとなった楽曲「Blue Thermal」をはじめ、TBS系"王様のブランチ"テーマ・ソング(2022年4~9月)「Grow Old With Me」、軽快なカントリー調に仕上げたリード曲「Boat on a Lake」、打ち込みと生音が絡み合うアグレッシヴなピアノ・ロック「Raided」など、全11曲が収録される。また本作に収められた新曲は、全楽曲のソングライティングを担う井上竜馬(Vo/Key)がパウロ・コエーリョによる小説"アルケミスト 夢を旅した少年"から着想を得て制作されたようで、コンセプト・アルバムの趣もある意欲作になっている。
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SHE'S in BUDOKAN
'22年2月の日本武道館公演の模様を収めた、SHE'S初のライヴ映像作品。SHE'S 10年の軌跡と言うべき音楽的に豊かな楽曲群を表現する心のこもったバンドの演奏、そしてメンバーに"声を出してないはずやのに一緒に歌っているような感覚です。聞こえてくる。そんな感じがする"と言わしめた観客がともに作り上げたあの日の温かな空気が、純度高くパッケージングされている。メンバーが終始いい表情をしているのがたまらない。弦楽カルテット+ホーン隊含む11名編成で届けた22曲をMC含めノーカットで収録。結成10周年の集大成と呼ぶに相応しいライヴの模様をしっかりと記録したファン必携のアイテムだ。完全数量限定盤にはドキュメンタリー映像や全31曲のMVも収録。
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Blue Thermal
"ブルーサーマル"とは上昇気流の意味。航空部をテーマにしたアニメ映画"ブルーサーマル"の主題歌&挿入歌を収録した、2022年第1弾シングルだ。主題歌「Blue Thermal」は、まさに青く澄み切る大空が似合うブラス・バンドに乗せて、痛みを抱えながらも夢に向かう熱い想いが綴られる。"パーフェクトブルー"、"雲"、"気流"などアニメの世界観に寄り添ったワードを散りばめながら、そこにはバンド自身の在り方もくっきりと重なる。一方、挿入歌「Beautiful Bird」はホーリーなハーモニーで紡ぐ静謐なバラード。"君"の存在が"僕"を未来へと導くという歌詞は、これまでSHE'Sが多くの楽曲で歌ってきたテーマにも通じる。初の武道館ワンマンを経たSHE'Sの11周年の幕開けとなる1枚。
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SHE'S
Amulet
4thアルバム『Tragicomedy』に引き続き、傑作アルバムの到着だ。バンドの10年が詰まった「追い風」を発端に彩り豊かに展開する構成は、未来への広がりを感じさせるもの。ジャンルレスでいたいという考えを持つバンドだけに幅広いアプローチには納得だが、加えて、どんな人も完璧じゃない、しかしそれこそが個性だと謳う「Imperfect」でゴスペルを取り入れるなど、音と言葉がさらに密接な関係を結ぶようになった。ひとりでいる人に語り掛けるようなピアノの独奏から始まり、誰しもが抱える欠落を肯定する今作のタイトルは、"Amulet"=お守り。海外インディー・ポップ・シーンと共鳴する軽やかな音像、真摯な目線から綴られた言葉は、日々の灯となってくれる。
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SHE'S
追い風
"生きていく者だけに吹く 追い風"。そんな力強いフレーズが、痛みを背負いながらも懸命に生きる私たちの背中を押すSHE'Sのニュー・シングル。寂寥感を孕んだエレクトロな音の粒が、やがて華やかに開放されていく美しいサウンド・アプローチは、今年結成10周年を迎えるバンドがこれまで積み重ねてきたものが凝縮された1曲になった。ドラマ"青のSP(スクールポリス)-学校内警察・嶋田隆平-"の主題歌の書き下ろしだが、"いかに生きるか"を主軸にしたテーマはバンドとの親和性も高い。カップリングの新機軸となった味わい深いバラード「Mirai」、ステイホーム期間にファンと共に完成させたカントリー・ソング「In Your Room」も含めて、先の見えない未来に優しく光を照らすような3曲。
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SHE'S
Tragicomedy
ソングライターの井上竜馬(Key/Gt/Vo)が"心"そのものと向き合うなかで生まれた楽曲を収録し、"悲喜劇"の意味を持つタイトルを冠した4thアルバム。井上が直感的に制作したという楽曲たちは、これまでバンドが続けてきたジャンルレスなサウンド・アプローチにおける挑戦がさらに磨き上げた精鋭揃いだ。バンドの生演奏にプログラミングとストリングスを巧みに取り入れた楽曲や、ブラック・ミュージックの匂いをブレンドさせた楽曲などの2020年代的ミクスチャー・サウンド、トラックメーカー的アプローチなど自由でユーモアに富んだ音楽たちは、4人の感情や人間性と深く密接な関係にある。キャリアを重ねたことで得た成熟と純粋さを兼ね揃えた作品。来年の10周年を目前に、バンドの未来を切り開く気概に溢れている。
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SHE'S
Tricolor EP
3ヶ月連続リリースのデジタル・シングル3曲を含む全4曲収録のシングル。ヴァイオリン、ギター、リズムで作り出すラテン感のあるサウンドが特徴的な挑戦性の高い「Masquerade」、SHE'Sの真骨頂とも言うべきピアノ・ロックの中でもぬくもりと優しさに満ちた「Letter」、力強さと気品を持ち合わせたスケール感のあるエモーショナル・ナンバー「Your Song」と、SHE'Sがこれまで追求してきた大きな3つの特色を明確に示した楽曲が揃っている。3曲共通して生き方や人との向き合い方にフォーカスしたメッセージ性の強い言葉が並んだことで、より歌の力も増した。バンドの核心を感じられる組曲的作品に仕上がっている。
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SHE'S
Now & Then
2枚のシングルを経て完成させた"Now(=今)"と"Then(=あの時)"がテーマの3rdフル・アルバム。本作では、これまで彼らがチャレンジしてきたバラエティ豊かなピアノ・ロックに加え、「歓びの陽」とは異なる解釈でプログラミングやエレクトロ・テイストを取り入れた楽曲、アコギのリフを効果的に生かしたソウル・ナンバー、アルバム・アレンジが施された「月は美しく」など、様々なジャンルが持つポップネスを十二分に生かしている。インディーズ時代からスケールの大きな音作りを続け、メジャー・デビュー以降は様々な音楽性を積極的に取り入れながら、自分たちの音楽の可能性を広げ続けてきたSHE'Sの、ひとつの金字塔的作品と言っていい。より高みを目指す4人の健やかな音色を体感できる。
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The Everglow
約3ヶ月ぶりにリリースされるシングルは、挑戦的な楽曲が多かった前作と打って変わり、バンドの原点をパワーアップさせた3曲が揃った。表題曲はバンドの特色のひとつであるピアノとストリングスが描く華やかさと、バンドの力強さを掛け合わせた、ピアノ・ロックの進化版。サビのメッセージや湧き上がる想いを丁寧にサウンドにも落とし込んでいる。c/wの「Come Back」はソングライター、井上竜馬(Key/Gt/Vo)の憧れの存在であるELLEGARDENへのリスペクトを込めた楽曲で、「月は美しく」はジャズ・テイストのアプローチが新しい。3曲に共通しているのは堂々としつつもどこか肩の力が抜けたような軽やかさがあること。聴いたあとに残る幸福感もまた、「The Everglow」が歌う"永遠の輝き"なのかもしれない。
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歓びの陽
昨年、フル・アルバム2枚とミニ・アルバム1枚という脅威のペースでリリースを続けてきたSHE'Sが、約2年ぶりとなるシングルを完成。agehaspringsの百田留衣がプロデュースしたTrack.1は、打ち込みのトラックを大胆に取り入れ、"哀しみも傷跡もそのままでいい、無駄じゃない"と過去を肯定したうえで寄り添ってくれる、大きな温もりが感じられる1曲だ。Track.2はTVアニメ"アンゴルモア元寇合戦記"のEDテーマ。闘志を奮い立たせるような力強いビートとドラマチックなストリングスから幕を開け、サビでパッと開けるような明るいコード感が気持ちいい。Track.3は井上竜馬の歌唱とピアノ、そしてコーラスのみというシンプルな構成。優しくしなやかでのびのびとした歌声が、心地いい余韻を残してくれる。
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SHE'S
Wandering
今年2作目となるメジャー2ndフル・アルバムは、初の外部プロデューサーとして片寄明人(GREAT3/Vo/Gt)を、ゲスト・ミュージシャンとしてストリングス隊とホーン隊を招くだけでなく、マスタリングはBob DylanやBon Iverなどを手掛け、グラミー賞ノミネート経験もあるエンジニア Greg Calbiが担当という、ロック且つスタイリッシュな音像を作るには完璧と言っていいほどの布陣で制作された。もともと大きなスケールを持つ楽曲を作ることに長けているバンドだが、今回は勢いで突き抜けると言うよりはどっしりと構えたうえでパワーを発揮するサウンドスケープが際立つ。歌詞世界も過去2作と比較しても格段に視野が広がった。特に最後を飾る「Home」は、追い風が吹く彼らに最適な華やかさだ。
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SHE'S
Awakening
1stフル・アルバム『プルーストと花束』から5ヶ月という驚異のスピードでリリースされる7曲入りミニ・アルバム。初夏を意識して作ったという楽曲はどれも軽快なニュアンスが強く、太陽の光が似合うものが多い。エモーショナルな音像に横ノリのリズムを入れた楽曲や、軽やかなミディアム・ナンバーなどからもバンドも新しい季節を迎えていることがわかる。歌詞もTrack.2を筆頭に強い決意に加え大いなる自信が刻まれ、もっと前に進んでいくという意志がこれまで以上に強く表れたものになった。今回は珍しくコンセプトありきでの制作ではなかったらしいが、だからこそワンマン・ツアーで確かな手応えを感じ、上京し環境が変化したというリアルタイムのSHE'Sが太い軸になったアルバムを作ることができたのだろう。
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SHE'S
プルーストと花束
バンド史上初のフル・アルバム。タイトルにある"プルースト"とは"プルースト効果"のことで、とあるきっかけで無意識下の記憶が蘇ることを言う。コンセプチュアルな制作を得意とするソングライター/フロントマンの井上竜馬(Key/Gt/Vo)だが、今作はメロディの断片や歌詞の中の一言に導かれながら、記憶の中に眠っていた光景を蘇らせてひとつの曲にする、という試みの制作だったそうだ。シンセ、ホーンなどを入れた楽曲も見られ、ポップ・パンク×ピアノ・ロックという音楽性はさらに拡張。もちろん元来の音楽性を追求した楽曲もあり、Track.8はポジティヴなメッセージを堂々とまっすぐ届け、Track.10は美しく雄大な音像が眩しい。すべての曲にもっと大きく羽ばたこうとする意志を感じさせる。
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SHE'S
Tonight / Stars
6月にメジャー・デビューした大阪の4人組ピアノ・ロック・バンドが早くも2ndシングルをリリース。Track.1は"どれだけつらい過去も悲しい現実も、生きていないとそれを癒す歓びは待っていない。小さくなってしまったロウソクの灯りをどうか今夜も灯したままでいてほしい"という願いが宿る、静かでありながら確かな強さやポジティヴィティを感じさせるミディアム・ナンバー。煌びやかなピアノも夜空を彷彿とさせる。Track.2は初の書き下ろしドラマ主題歌。メジャー・デビューをしてさらなる高みを果敢に目指すバンドの姿が重なる、まさしくピアノ・ロック・バンドを体現する楽曲だ。ハードな側面を見せるTrack.3もピアノだけでなくオルガンを用いるなど、音色豊かで力強い。
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Morning Glow
メンバー全員1992年生まれの次世代ピアノ・ロック・バンド、SHE'Sのメジャー・デビュー・シングル。コンセプトは"過去、現在、未来"で、実体験をもとに綴られている。彼らのピアノ・ロックはポップ・パンクの音像とキャッチーなメロディと、クラシック・ピアノの融合。Track.1はそこに優雅なストリングスが入り、雄大な日の出のイメージを豊かに描いている。詞世界に重きを置いた音作りゆえに、すべての曲に情景が浮かび、ドラマ性も高い。海外のボーイズ・グループを彷彿とさせるTrack.2は都会的なポップスで、未来へ向かって飛び込んでいくという気持ちを歌ったTrack.3はライヴ映えすること間違いなしのパンク・ナンバー。これまでのリスナーも新しいリスナーも虜にする新章のプロローグだ。
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SHE'S
She'll be fine
井上竜馬(Key/Vo)をセンターに据えた大阪出身のピアノ・ロック・バンド、SHE'Sの3rdミニ・アルバム。エッジの効いたロック・サウンドとピアノの繊細且つ煌びやかな音色、そしてそれぞれの高い演奏力と表現力が相まって、壮大なファンタジーの幕開けのようなワクワク感を与えてくれる今作。Track.1の重厚なストリングスとメロディのキャッチ―さや、Track.3の増幅していくバンドのグルーヴ感、Track.6の突き抜けるサビの痛快さなど、サウンド面だけでも伝えたいことは山ほどあるが、何といってもTrack.7に込められた強い想いを感じで欲しい。彼らがここまで辿り着いた理由、そして彼らがこれからも奏でる理由。ひと言ひと言を大切に歌う井上の真っ直ぐな思いは、届かないわけがない。間違いなく次世代のシーンを担う彼らの渾身の1枚は、一聴の価値あり。
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YONA YONA WEEKENDERS
into the wind
1曲目「シラフ」からいきなり涙腺を刺激され、いい意味で驚いたYONA YONA WEEKENDERSのニューEP。タイトル通り風を吹かせ気持ちを晴らし、心を軽くしてくれる曲が勢揃いだ。とはいえリラックスさせるだけでなく、颯爽としたギター・リフやキメで腰から揺らすアップテンポなサマー・チューン「into the wind」、原田郁子(クラムボン)の無二の歌唱と磯野くんの美声、ヨナヨナサウンドが絡み合う「眠らないでよ」、複雑なリズムが癖になると共にラストの大展開など演奏力でも魅せる「よしなに」と、新境地を見せるナンバーたちも存分でわくわくさせる。初出演が決まった"フジロック"で聴いたらどれだけ気持ちいいだろうと想いを馳せながらも、もちろん日常の中で聴くのも最高なのだ。この夏を好きに楽しむお供に、絶好の名盤。
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YONA YONA WEEKENDERS
嗜好性
"思考"のグルーヴと打ち出された先行曲「考え中」や作品名"嗜好性"など、スマートなサウンドに日本語を乗せ冒頭からユーモアを感じさせるYONA YONAのEPだが、その「考え中」は、白か黒かで物事の決断や選択を迫られ迷いがちな私たちに、考えることも悪くないなと思わせてもくれた。さらに1989年生まれの彼らの等身大の好きがパッケージされた「1989's」、シャッフル・ビート・ポップ「Ice Cream Lovers」、蔡 忠浩(bonobos)との抜群のツインVo、ぽっと明かりを灯すような優しいリズム隊、丸みのあるギターが夜を煌めかせる「夜行性」と続き、まさに今前進しようとする瞬間を描いた推進力のあるダンス・チューン「月曜のダンス」で締める。至高のグッド・ミュージックに身を任せてみてほしい。
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全曲の作詞作曲を手掛ける磯野くん(Vo/Gt)を中心にもともと、それぞれにパンク系のバンドをやっていた4人が集まり結成。ノーマークの新人から注目のニューカマーに成長したYONA YONA WEEKENDERSがメジャー・レーベルからリリースする1stフル・アルバム。磯野くんの声質を生かすためにシティ・ポップ・ブームに共鳴しながら、ソウル、ファンク、ゴスペルの影響を取り入れたポップ・ソングを作り始めたところ、磯野くんをはじめ、メンバーのセンスが開花! のびしろと同時にそんなことを裏づける全10曲。ディスコ・ナンバーからバラードまで、自ら"ツマミになるグッドミュージック"と掲げる通り、主張しすぎないバンド・サウンドがすこぶる心地いい。ここからの成長も楽しみだ。
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PINK FLOYDのギタリストDavid GilmourやTwitterの会長JackDorseyに気に入られているという逸話を持つ、チャラン・ポ・ランタン。もも(Vo)と小春(Accordion)の姉妹による2ndシングル『貴方の国のメリーゴーランド』は、夢の中に引きずり込む気満々の1枚。表題曲となるTrack.1は、映画"飛べないコトリとメリーゴーランド"の主題歌となっており、理想と現実のギャップにもがき苦しむ主人公に、悪魔と天使かの如く美しいワルツで現実逃避をそそのかす。映画を観ずとも、そんな場面を思い浮かべさせる世界観が広がる楽曲だ。とび跳ねているかと思ったらいつの間にかホロリと泣いていたりと、愛くるしいチャランポの一面はそのままに、嬉しいことや悲しいことすべてが収録されている、めくるめく4曲だ。
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