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今秋"ラブシャ生誕の地"にて"祝・日比谷野音100周年SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2023 in TOKYO"開催決定。岸田 繁(くるり)、UA、サニーデイ・サービス、OKAMOTO'S、chelmico、ROTH BART BARONら出演
2023.07.27 12:00
スペースシャワーTVが主催し、夏の終わりの風物詩となっている野外音楽フェスティバル"SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER"、通称"ラブシャ"。現在は山中湖に会場を移し、今年で27回目の開催を迎えるスペシャ最大の野外音楽フェスティバルであるラブシャは、1996年から2006年までの11年間にわたり"日比谷公園大音楽堂"で開催されていた。
一方、ラブシャ生誕の地"日比谷公園大音楽堂"は野音の通称で親しまれ、これまでに数多くの伝説的なライヴ・イベントを開催し、今年で100周年を迎える。
音楽の聖地 野音が100周年を迎えることを記念し、ラブシャが生誕の地である野音で"祝・日比谷野音100周年SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2023 in TOKYO"を10月14日、15日の2日間開催することを発表した。
出演者は、初回出演のUA、2回目に出演のサニーデイ・サービス、5回目にSUPER BUTTER DOGとして出演したハナレグミ、6回目に出演したくるりから岸田 繁という野音時代からラブシャを盛り上げたアーティスト4組に加え、OKAMOTO'S、iri、chelmico、ROTH BART BARONという山中湖以降のラブシャを彩ったアーティスト4組が競演。さらに、オープニング・アクトには、浦上想起・バンド・ソサエティ、グソクムズというラブシャ初登場の新進気鋭の2組が出演する。
なお、チケットはオフィシャル先行の抽選受付がスタートしているので、ぜひチェックしてほしい。
▼イベント情報
"祝・日比谷野音100周年 SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2023 in TOKYO"
10月14日(土)、15日(日)日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)
OPEN 14:15 / START 15:00
[出演者]
10月14日:サニーデイ・サービス / 岸田 繁(くるり) / OKAMOTO'S / chelmico
オープニング・アクト:浦上想起 バンド ソサエティ
10月15日:UA / ハナレグミ / ROTH BART BARON / iri
オープニング・アクト:グソクムズ
[チケット]
2日通し券:¥13,000(税込)
1日券:¥7,000(税込)
■オフィシャル先行:~8月13日(日)23:59
■オフィシャル・サイト:https://l-tike.com/yaon100-sls2023/
"SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2023"
8月25日(金)、26日(土)、27日(日)山梨 山中湖交流プラザ きらら
開場 9:00 / 開演 10:30(予定)
出演者はこちら
■オフィシャル・サイト:https://www.sweetloveshower.com/
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アナログと配信のみの『BL-EP』にしろ、ライヴ音源とライヴ映像で構成された今回にしろ、今のOKAMOTO'Sは必然性のあるリリースしかしていない。それにしても日比谷野音のライヴからもう半年経過しているにもかかわらず、あの日最後に演奏され、熱狂と歓喜が爆発した「Dance With You」を聴くと、全県ツアーで獲得した自分たちの存在意義や、時代とリンクした手応え、彼らの信じるR&Rの強度に涙が出そうになる。およそ今のR&R、R&B、ファンクの美味しいところをすべて凝縮したようなOKAMOTO'Sのレパートリーの中でも、その振り幅を象徴するライヴ・テイク5曲と、ツアー中に制作した「ROCKY」のスタジオ・テイクからなるCD。Blu-rayは日比谷野音公演をコンプリート収録した永久保存版。(石角 友香)
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楽曲の参照点としてTHE ROLLING STONESやらRED HOT CHILI PEPPERSや80'sのファンクがあるんじゃなくて、バンドの肉体性や精神にそうしたカッコいい洋楽の美学がもう根付いちゃっているのである、OKAMOTO'Sは。しかもカオスなまでに様々なジャンルを呑み込んだ怪作『OPERA』のあとの作品なわけで通り一遍のアレンジじゃない。でもパッと聴くにはゆるいぐらいな「BROTHER」の本物感。それにしてもオカモトショウが描く自身のアイデンティティに関わる英語詞のリアリティが泣ける「Lagoon」。日本語だとある種、ロック的なスタイルに着地しがちな彼の言葉が今回はグッと生々しく表現されたことも本作収録の「BROTHER」と「Lagoon」の大きな成果だろう。コウキ作の「なんかホーリー」は太いファンクに乗るスウィートさが絶妙なバランス。(石角 友香)
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シングル「Dance With Me」でショウが語る冒頭部分の怒気と切なさが混じったあの強烈なインパクトを信用したリスナーは、このアルバムでさらにOKAMOTO'Sというバンドが持つ迫力を知ることになるだろう。このロック・オペラのストーリーはこうだ。泥酔した主人公はカギとケータイとサイフをなくして、街を彷徨い、自分の内面でも彷徨い......自分にとって必要なものを探しながらさらに傷つく。のだが、これまでの彼らの文脈にない相当振り切ったテクノやヒップホップや往年のファンクやオルタナ要素が曲ごとに色濃く打ち出され、そのアレンジは時にコミカル、時に歌詞とともにシリアスに迫ってくる。まさに映画より小説より生々しい、だからこそ"ロック・オペラ"なのだろう。ここまで突き詰めた4人に感服。(石角 友香)
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CDデビュー5周年にあたる2014年にリリースされるメジャー5thアルバム。"夢を殺して"というサビが強烈で、ある種アルバムの原動力となった、現状を越えていく意思がみなぎる「Kill Dreams」、くるりの岸田繁がプロデュースとアレンジで参加した、シンプルだがこれまでにない広がりを感じるR&R「HAPPY BIRTHDAY」、SOIL&"PIMP"SESSIONSのタブゾンビ、元晴、丈青が参加した2トーン・テイストの「Let's Go! Hurry Up!」、Phil Spectorや大滝詠一らへのオマージュ的なサウンドへの挑戦も新鮮なラストの「虹」までOKAMOTO'Sのルーツ・ミュージックへの造詣の深さが10年代のサウンドやポップネスへと昇華された全11曲。4つ打ちにアプローチした「JOY JOY JOY」もアルバムの中でさらに光っている。 (石角 友香)
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10 代にして、時代錯誤な匂い漂う音を生々しく響かせるOKAMOTO'S。学園祭で話題をさらっていたキッズ達は、瞬く間にその名を全国、そして全米にまで轟かせた。なんとも末恐ろしい才能である。OKAMOTO' S のロックには、綺麗な女の子と眩く輝くネオンのぎらつきがぎゅうぎゅうに詰められている。圧倒的な熱量が駆け巡るサウンドは、文字通り世代を超えて、エネルギッシュな奔放さで私たちを翻弄する。彼らのライヴさながらのスピードでリリースされた本作では、街の空気に漂う酒臭い裏通りの匂いやざわめきを感じさせながらも、向こう見ずなエネルギーが更に増幅されている。"人間大嫌い" と叫んでいながら、そこにあるのは愛と焦燥なのだ。悔しいけれど、彼らの思惑通り、すでに私たちはオカモトズに夢中。そう、全ては"ここから始まる" のです。(山田 美央)
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メンバー全員が岡本太郎好きだというOKAMOTO'Sの2ndアルバム。成長期には1年間で10センチ以上も背が伸びることがあるというが、まさに10代の成長は目覚ましく、それはこの子供たちにおいても、例外ではないようだ。前作から1年、確実にバンドは変化している。高校生とは思えないクオリティの直球ガレージ・ロックを鳴らした1stアルバム。しかし、その中には、"ロックン・ロールに夢中な少年" が見え隠れしていた。幼さが垣間見える瞬間が何度もあり、そのサウンドと不釣り合いな"青さ"には、思わずくすりと笑ってしまうような愛嬌があった。それがどうだ、この頼もしさは。前作よりも、さらにシンプルになっているのにもかかわらず、全てがより力強く、より豪快に振りきれている。一つ大人になったからこそ、本当の意味でやんちゃになったのかもしれない。(島根 希実)
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女声の様に儚いファルセットに乗せられて歌われるのは、少年目線で描かれたような純粋で真っ直ぐな歌詞。そして北欧ミュージックのような透き通った清々しいメロディ。これが東京出身の2人組によって生み出された作品と知って、心底驚かされた。ROTH BART BARONの1stアルバムは、洋楽と邦楽を編みあげて出来た美しいレースの様。収録曲には全て英語のサブ・タイトルがついているのだが、むしろこちらが原題なのではないかと思う程に、彼らの楽曲は洋楽的である。ギターとドラム、ベースやピアノに留まらず、管楽器やグロッケンなど多種多様な楽器を駆使して作り出される壮大なサウンドスケープに圧倒されつつも、聴こえてくるのは童話のようなファンタジックで優しい物語。まさに、心温まる絵本のような作品だ。 (奥村 小雪)
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第二子を妊娠~出産し、本人は理想と語る前作から約二年ぶりとなるアルバムが届けられた。LITTLE CREATURES、内橋和久、半野善弘、YOSHIMIO、朝本浩文、そして細野晴臣といった多彩なトップ・アーティスト達とのコラボレーションを果たし生み出された今作。平熱のビートが気持ちいい「愛の進路」から始まり、様々なリズムと豊かな音色が絡み合う13曲。そしてCORNELIUSを彷彿とさせる繊細なサウンド・テクスチュア。前作がみんなの期待するUAを意識したものなら、今作はそこから少し離れて、どこまでも自由で解放感がある。タイトルである「ATTA」はまだしゃべれない赤ん坊がなにかを初めてした時に発する言葉だという。(遠藤 孝行)
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chelmicoのメジャー2作目となるアルバムには、ESME MORIや小袋成彬といった次世代を担うクリエイターから、お笑いトリオ トンツカタンの森本晋太郎などが参加。世間で長年親しまれているCMソングを、現代風のサウンドとリリックにアップデートした「爽健美茶のラップ」、VTuberドラマ"四月一日さん家の"のOPテーマで、ふと口ずさみたくなるキャッチーなメロディが特徴の「switch」、彼女たちがファンと公言するRIP SLYMEのフロウを彷彿とさせる「Summer day」など、どこを取ってもキラーチューン尽くしの全12曲が収録。アルバム・タイトル通り、彼女たちの魅力に"釣られて"手にとってほしい1枚。 (新地 駿平)
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何度リピートしても現実の情景とリンクすることのない世界観である。クラシカルなオーケストレーションをフィーチャーしながら、アジア、東欧、時に中東など国や宗教を越えて人々が自由に行き来するイメージの冒頭の「2034」から、すでにくるり版"スチーム・パンク"は始まっている。しかも「Liberty&Gravity」のように1曲の中で時空を飛び越える壮大な音楽絵巻も登場するダイナミズムは劇中劇のよう。が、"最初のリバティ それは あなたと暮らした その暮らしで"というヴァースには、例えば「東京」から確かに続く岸田繁の人生と、ここまでの過程で鍛えられた精神を垣間見ることもできる。音楽的引用や思わず記憶の扉が開くメロディに溢れているこのアルバムは、存在そのものが音楽の未来を議論できる玉手箱だ。(石角 友香)
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あぁーっ、よいよい!いきなりの祭ばやし的合いの手にまずビックリ(笑)。そんな新曲「東京レレレのレ」で幕を開ける、くるり初のカップリング・コンプリート・ベストアルバム。アコギ、厳かなピアノ、ささやくような歌声が印象的な「りんご飴」などの初期曲から、名曲「ワンダーフォーゲル」のシンセ・ポップなアレンジとの好対照ぶりに驚いた、「サマースナイパー」のホームメイド感たっぷりなサウンド。さらに、「すけべな女の子」はビートが疾走したかと思えば「さよなら春の日」は空を舞う花びらのように音色が揺れ・・・。アコースティック、轟音、エレクトロニカからジャズチックまでアプローチのレンジの広さにあらためて驚きつつ、それに軸を通す"歌ごころ"はやっぱりくるりだなと、あらためて感服!(道明 利友)
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