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Laughing Hick (36)
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コンスタントにリリースを続け、4月には初のワンマン・ライヴも大成功で終えたLaughing Hickのニュー・シングル。ライヴやツアーでしか得られなかったであろう想いを、スケールの大きいサウンドで表現した「オリオン」と、背景や結末を聴き手に委ねることで世界がグッと広がった、言葉とリズムのバランスも絶妙な「愛なんて嘘は置いといて」。どちらの曲も新たな一面を見せながら、これぞLaughing Hickと感じさせるのは、届けたい想いと、その相手がより明確になったから。誰もが心に描く"ラフィングらしさ"を取っ払い、自由に、そして真摯になったからこそ見えた本質。作品ごとにチャレンジを繰り返し、常に自身を超え続けた結果が、堂々とここに姿を現した。(藤坂 綾)
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昨年ベースのあかりを正式メンバーに迎え、それ以降デジタル・シングルのリリース、各地ライヴ・サーキットへの出演、リリース・ライヴなど、精力的に活動を続けてきたLaughing Hickの今年初となる作品。様々な恋愛模様をテーマに、それぞれの主人公が奔放に、それでいてまっすぐに自分を生き切る様を描いた全4曲は、このバンドならではという物語の仕上がりに。ストリングスを取り入れた表題曲「カフェオレ」から、すべてを全力で振り切ったダンサブルな「休憩と宿泊」まで、そこには楽曲に対する自信と信頼がひたすらみなぎり、そのうえで丁寧に重ねた新たな挑戦には、たくましさと頼もしさが感じられる。自らの強みを知り、その強みを迷いなく出し切ることで辿りついたバンド史上最高地点。間違いなくバンド史上最高の1枚。(藤坂 綾)
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あかり(Ba)を正式メンバーに迎え初の音源となる今作は、バンドの今の勢いと成長、自信が表れた1枚に。細やかなアレンジでダンサブルなロック・ナンバーに仕上げた表題曲に始まり、甘酸っぱい想いを夏らしいポップなサウンドに乗せた「ホンネ」、そして自身の気持ちをただシンプルにストレートに歌う「ランプ」。それぞれ色が異なる楽曲ではあるものの、どの曲も密度が濃く、どの曲も芯が太い。それはきっとこのバンドが何よりも大切にしている"リアル"がより"リアル"になった証拠であり、つまりは自分たちが伝えたいことがより鮮明に、より明確になったという証拠だろう。人間臭さも生々しさも、だからこそ瑞々しい。これまでを抱きしめ、これからに進み出したLaughing Hickの未来が感じられる1枚。(藤坂 綾)