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前作『深き森の迷路』は表題どおり、モヤモヤした感情を曝け出した作品だった。それから約5ヶ月という相変わらずのハイペースで届いた2ndフル・アルバム。今作は目の前の霧がパッと晴れ渡ったような抜けのいいサウンドに仕上がっている。表題曲は元電気グルーヴのCMJKをプロデュースに迎え、飛びっきりダンサブルな曲調で冒頭からテンションがアガる! 続く「名城線」も疾走感溢れるナンバーで、ライヴを意識したノリの良さを重視した曲調が多い。とはいえ、フル・アルバムならではの振れ幅も考慮した内容で、一筋縄ではいかないミソッカスらしさも満載だ。「青春の涙と流星群」はサビメロが素晴らしいし、大人っぽい雰囲気漂う「Tick Tack」など、後ろ髪を引かれる切なさもちゃんと盛り込まれている。(荒金 良介)
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意味ありげな表題をつけた7曲入りミニ・アルバム。前作は"フォークロア=民族音楽"をコンセプトに掲げていたが、今作は"グランジ"というテーマで制作に挑んだようだ。たしかに救いがない歌詞はあるものの、過去最高にぶっちゃけた内容はミソッカスの人間味が曝け出されている。メンバーは暗いアルバムと評していたけれど、持ち前のポップ・センスとうまく混ざり合い、彼らにしか鳴らせない楽曲ばかりだ。アラビアン風味の「盗賊と賞金稼ぎ」、軽快なスカのリズムが心地いい「夏のイリュージョン」、大人のムード漂う「ブルーライトディスコ」と、キャラ立ち抜群の曲に引き込まれる。悩むことでいつか明るい希望が見えてくるのではないか、と問いかけるラスト曲「七色の迷路」は今作に一条の光を差している。 (荒金 良介)
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ミソッカスの進化と成長具合が止まらない。このメジャー1stアルバムを聴いて、ちょっと驚いた。今作は"フォークロア=民族音楽"をテーマに据え、たしかに作品全体からほんわか民族調のサウンドが漂ってくる。過去作と比べても、音数は増え、展開やアレンジも凝っている。にも関わらず、楽曲アプローチや演奏面で押し引きが明確になっているので、楽曲が持つキャッチーさは微塵も損なわれていない。つい口ずさみたくなるメロディ満載で、最後まで中だるみせずに聴かせる。DISC 2はセルフ・カバー集で、こちらもテンションの高い演奏がぎっちり詰め込まれている。突拍子のない展開や遊び心盛りだくさんのアレンジも最高。2枚通して聴いても、不思議と違和感がない。今作を聴けば、ライヴでさらに楽しめるだろう。(荒金 良介)
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メジャー1stシングル『ライジングレインボウ』を経て、遂に第2弾のミニ・アルバムがここに完成。鍵盤擁する5人組という特性を活かし、彼らの身体に沁み込んだ90年代の歌謡曲と未来チックなサウンドが溶け合う、懐かしくもフレッシュなサウンドは今作においても健在だ。本気と遊び心、かっこよさとダサさ、きっちり割り切れない絶妙なラインを突っ走る音楽性こそ、このバンドの真骨頂といえるだろう。口ずさみやすいメロディ、一度聴いたら忘れないインパクトがありつつ、耳に残り続ける楽曲の数々は素晴らしいのひと言だ。アッパーなノリの曲から、この季節にピッタリの大人びたジャジーな雰囲気のある「T.M.ハイテンション」までミソッカスらしさが濃縮された1枚に仕上がっている。中毒性の高い作品だ。(荒金 良介)
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4曲入りの1st EPだが、中身は途轍もなく濃い。冒頭曲「愛しさと切なさと純情な感情」からダンス・ビートとメタルの要素を混ぜ合わせ、クスッと笑わせるコーラス・ワークもインパクト絶大で、異次元に突き抜けた歌謡ロック・サウンドが最高だ。「ハートビートオーバードライブ」もTrack.1に負けず、ノリのいい曲調でちょっぴり大人びたメロディ・ラインも癖になりそう。「Mr.D」は郷愁を刺激するメロと切ないコーラスが相まって、思わず口ずさみたくなる親密なポップ感に惹かれてしまう。最後はライヴ会場限定シングルを再録した「Cut the LIVESCAPE」はアップテンポの曲調で踊らずにはいられない。全曲に通底することだが、パロディもユーモアを胃袋に入れ、抜群のセンスでアウトプットする力量に平伏。(荒金 良介)
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今年バンド名をひらがなのみそっかすからミソッカスに変え、TOWER RECORDS限定リリースだったシングル『シャイニングイリュージョン』がオリコンのインディーズ・チャート3位という好発進をした5人。ロック・アンセムから、ポルカにパンクに爽やかなエレクトロ・ポップ、ブラック・メタル、おセンチなバラード、哀愁たっぷりの歌謡曲などなど手当たり次第貪欲にジャンルを貪ったまさにカオスな内容だが、これを強引なくらいにまとめてしまうのが熱いヴォーカル。やりたい放題、歌いたい歌を歌いまくり暴れまくるような、傍若無人なオン・ステージっぷりで、ナシをアリに塗り替えていく。シニカルで、ひねくれているんだけれど、いや待てよ、こいつら本気か?と惑わせもするのだから、困ってしまう。まさに眩惑的な音楽集団。(吉羽 さおり)