"渋谷最恐POP"を掲げるCODE OF ZEROの最新作は、"Storage of Solutions=解決策の倉庫"がテーマ。ガールズ・パワー全開のメッセージをラウドなサウンドに乗せた「S/O/G」や、挑発的な歌詞で焚きつけるヘヴィ且つダンサブルな「BAN=DA RANDOM」、弱音を吐く自分も受け入れ前に進むポジティヴなデジタル・ポップ「L.I.F.E. (SOS ver.)」、呪縛からの解放と新たなスタートを歌う爽快なナンバー「Periodicity」など、メッセージ性の強い6曲が収録された。ロックからEDMまでを独自のポップ・サウンドに落とし込み、ライヴで鍛え上げられた歌声はより表情豊かに。悩み多き時代に悲鳴を上げる心の"SOS"に応え、6曲それぞれのアプローチで解決へ導く1枚。
2016年の活動開始以来、精力的なライヴと会場/配信限定リリースを続けてきた女性ヴォーカリスト、0Cによるソロ・プロジェクト、CODE OF ZEROが満を持してリリースする初の全国流通盤。ラウドでありつつダンサブルな魅力も持つモダンなロックをバックボーンに、アンセミックでポップ、そしてエモーショナルな全5曲を収録した。ガール・ポップの王道と言えるパワフル且つキュートなヴォーカルもさることながら、熱度満点でライヴ映え必至のテクニカルなバンド・サウンドからは、0Cのバックグラウンドや、どんな表現を目指しているかが窺える。ライヴのサポート・メンバーに加え、印象に残るギター・プレイを披露したvivid undressのyu-ya、vistlipのYuhの客演も聴きどころ。
初の全国流通となった1stミニ・アルバム『True or False』から約2年半。2ndミニ・アルバムではライヴ仕様のラウドなサウンドを封印し、"この間に何があったの!?"と思わせるような、歌を重要視したサウンド作りに変貌した。しかし表現方法は変われど、kyoka(Vo)の圧倒的な歌唱力や独創的な歌詞の世界観は凄みを増すばかりで、よりバンドの個性や存在感を増した感のある今作。バラード曲「華向」で始まる5曲は、日々の生活に寄り添うような身近さと、"僕と君"の物語を1枚を通じて綴るような物語性があり、聴き手を選ばないポピュラリティと、"これは私の歌だ"と思わせる共感性を併せ持っている。ここから大きく飛躍していくであろう、ES-TRUSのターニング・ポイントとなる重要な1枚だと思う。