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Japanese
"kobore HEBEREKE TOUR 2020" 10月15日(木)札幌 BESSIE HALL OPEN 18:30 / START 19:00 w/ KALMA
欲望や妄想が爆発する「ABCDガール」、"ただただあなたが好き"と歌う「モーニングラブ」、"真っ直ぐな重い想い"を書き連ねた「デート!」と、ド直球な"好き"が詰まったラヴ・ソングを冒頭から畳み掛け、続く「アイス」では少し視野を広げ大事にしたい"愛"を歌い、明るい曲調ながら大切な人を失った喪失感が切なく響く「アローン」、「意味のないラブソング」、夢追うバンドの今のマインドが窺える「夢見るコトダマ」、「ムソウ」と、少し大人になった20代前半の哀歓がリアルに綴られた。初のドラマ・タイアップなど着実に前進している彼らだが、まだまだ夢は尽きない。ゆえに"死ぬまで 無双 夢想 無想"。"今が一番最高"だと思える満たされた心と、"終わりのない夢"を追い続ける満たされない心で、その"最高"を更新していくことだろう。
ストリングスなどアレンジの幅を広げたアルバム『ミレニアム・ヒーロー』とパッと聴きは逆を行くような、ザラッとした手触りの気迫のアナログ・レコーディングで完成したミニ・アルバム。ザ・クロマニヨンズやTHE BAWDIESなどを手掛けるエンジニア、川口 聡を迎えたことが大正解に感じられる、音で泣き笑いできるほど剥き出しのR&Rが鳴っている。スタジオでバーンと音を出せば成立するような最強の8ビート「隣」に始まり、本作表題にも由来していそうな「ボーダー」では、限界じゃなく新しい境界線を越えていくタフさが感じられるし、相変わらず天性のメロディ・センスでTHE BEATLES並の普遍的なサビに唸る「24/7」や、地元をあとにする心境が綴られた「マイシティ」があり、湯気が立つほどリアルな"今"が充満している。
悪者を次々になぎ倒していく。そんな無敵の強さを誇る存在だけがヒーローじゃない。KALMAが初のフル・アルバムで描くのは、時に"ぼくじゃダメかも..."と凹んだり、時に現実の過酷さにひるんだりしながら、それでも次の夜明けに希望を抱き続けながら生きる、強くて弱いヒーロー像だ。ギター、ベース、ドラムというメンバーの楽器だけにこだわらない幅広いアプローチに挑戦しながら、上物の派手さに頼らず、バンド・アレンジを主軸にしたサウンドに彼らの強いこだわりを感じる。リュックと添い寝ごはんを迎えた懐かしいポップ・ソング「さよならのメロディ」、40秒ほどのショート・チューン「モーソー」など、メリハリのある収録曲のバランスにも絶妙で、全14曲ながら冗長さを感じさせないところにも、バンドのセンスが光る。
昨年12月にバンド表記を"-KARMA-"から"KALMA"に改めた彼らの、通算2枚目のミニ・アルバムであり、メジャー・デビュー作品が完成。メンバー全員が2000年生まれで、これが10代最後の作品になるということもあってか、懐かしいあの頃を振り返る光景にちょっとしたセンチメンタルを感じさせつつも、ここから未来へ進んでいくという意志や決意を力強く綴った歌詞が印象的。中でも美しいアルペジオとコーラスで幕を開け、"もう決めたんだ"と瑞々しいバンド・サウンドを走らせる「これでいいんだ」や、"オトナ"になんてなりたくないけど、このままの僕で変わりたいと声高に叫ぶ「TEEN」は、彼らの紛れもない今この瞬間が生々しく綴られていて、胸が自然と熱くなる。
かつて高校を卒業したとき、世界の広さに愕然とした。時間割も、校則もなくなり、昨日まで机を並べていたクラスメートがそれぞれの未来へと歩き出す。まるで自分だけがポツリと取り残されたような焦りを抱きながら、漠然とした夢だけはやたらに輝いていた。そんな人生の過渡期を、今まさにリアルタイムで経験している平均年齢19歳バンド -KARMA-が完成させた、2枚目の全国流通盤『DAYS E.P.』。シンプルな3ピース・サウンドが豊かなアレンジを獲得した今作は、卒業を控える仲間への想いを綴った「クラスメート」や、バンドを続ける決意を込めた「バンド」など、この時期だからこそ描ける5曲を収録した。孤独に世界と対峙するミディアム・テンポ「ぼくの部屋、朝のまち」が珠玉。
札幌在住の高校3年生による3ピース・バンド -KARMA-(カルマ)、初の全国流通盤ミニ・アルバム。Eggsにアップロードしてデイリー・チャートで1位を獲得した「年上の、お前」や「少年から」などを収録した今作は、バンドに魅了され、バンドに生活の大半を捧げた彼らの高校時代(=イノセント・デイズ)が瑞々しい鮮度でパッケージされている。"オトナになりたくない"とボヤいたり、"僕はまだ子供だから"と歌ってみたところで、どうしようもなくあの子のことが大好きで、今日もバイトで忙しいし、いつか必ず大人になる。そんな10代の無防備で飾らない心境をシンプルなロック・サウンドに乗せる。時々、その楽曲の節々に3人がバンドへと託す大きな夢が無邪気にチラつくのもいい。
切なさ混じる柔らかな春風のような、桜舞う季節にぴったりの爽やかなナンバーが並ぶ本作。ツー・ビートが爽快な「TONIGHT」で勢い良く駆け出すと、ストリングスがラストをドラマチックに彩る「もういちど生まれる」、ちとせみな(カネヨリマサル)とのツイン・ヴォーカルで魅せるkobore流シティ・ポップ「雨恋」では、アレンジャーを迎え新たな一面を見せる。そして「ひとりにしないでよね」で前作から続くキラキラとした瑞々しいサウンドを煌めかせると、最後は弾き語りとシンガロングが印象的な、ライヴハウスで聴きたい泥臭い青春ロック「この夜を抱きしめて」で締めくくった。暖かな季節の訪れに弾む心と、この曲たちをライヴで一緒に歌えることへのワクワク感がリンク。春のセンチメンタルな心も抱きしめたくなる温かさが心地いい。
これまで全面に打ち出してきた泥臭いバンド・サウンドから一転、koboreのメジャー2ndアルバムは多彩な楽器の音色を取り入れた、キャッチーでポップな1枚に仕上がった。クラップの打ち込みに乗せて、安藤太一の奏でるギターが、水面に乱反射する光のように美しく煌めく「ジェリーフィッシュ」をはじめ、そこにあるのは勢いや衝動ではなく、一曲一曲に細やかな情景を描く緻密なサウンド・プロダクションだ。"大事なものだけ盗まれて"とコロナ禍の物憂げな心情を吐露するような「微睡」、あっと言う間に過ぎていったふたりの時間に"ありがとう"を歌う「彗星」など、ミディアム・テンポの佳曲が目立つ。アルバムを締めくくる田中そら(Ba)作曲のバラード「きらきら」は、混沌の時代に託す希望か。
koboreの6曲入りEP『Orange』。これまでも楽曲やライヴを通して、自身の大事な想いを真摯に伝え続けてきた彼らだが、今作は特に日々を懸命に生きる人々の力になりそうな言葉が多い印象だ。先行公開された「夜空になりたくて」は、彼らの真骨頂と言える"夜"の匂いがするナンバーで、悩みや迷いを抱える聴き手に寄り添い、心の澱を流してくれるような温かさがある。そして、「灰になるまで」では"転びそうなら背中くらいは押したるわ"と、肩を組んで語り掛けてくれるような頼もしいワードに文字通り背中を押され、「SUNDAY」では"適当にやろうぜ"と、頑張りすぎな人の凝り固まった気持ちをほどくような優しさも見える。バンドの音楽に対する意志が窺える「OITEIKU」の疾走感も痛快だ。
ギター・ロックの王道とも言える"koboreらしさ"を研ぎ澄まし、同時に新しい挑戦もはっきり見える意欲作。そして、4年前に出したデモ音源収録の「当たり前の日々に」をメジャー・デビューのタイミングで再録すると決めていたというのはとびきり粋なストーリーだし、何よりその曲が今作の中で一切の違和感なくハマっていることが、彼らのインディーズ5年間の歩みと心意気をすべて表している。新生koboreの楽曲群を楽しむのはもちろんだが、個人的にはやはり収録曲のうち最後に制作した「ボクタチノアシタ」からの「当たり前の日々に」の流れに注力して聴いてみてほしい。何年経ってもどこに立っても、koboreはなんにも変わらない。そのことが手に取るようにわかるから。
精力的なツアーとライヴを重ねる府中発の4人組ギター・ロック・バンドの5曲入り1st EP。キャッチーな歌メロ、意志がまっすぐ伝わるストレートな歌詞、力いっぱいの演奏といった、彼らがもともと持っている旨味を生かした楽曲が揃った。表題曲は"自分らしさを失わず自分の音を鳴らそう"と少年少女へのエールを綴り、Track.2やTrack.3では何気ない平凡な日常の素晴らしさを歌う。ソングライターの佐藤 赳(Gt/Vo)の人生哲学が明確に前面に出た楽曲が多い中で、いい異彩を放つのがTrack.4。清涼感と憂いを併せ持つサウンドと、季節の移り変わりを背景にした感情の機微を昇華した歌詞が"躓いてもどこまでも行けるような気がした"と独り言のような一節を効果的に響かせている。
バンド初のフル・アルバムは、過去にリリースした"夜の3部作"から各1曲と、2018年初夏から秋にかけて開催したツアー中に制作した新曲の計10曲を収録。3年のバンドのキャリアだけでなく、未来に向けて成長をしていく過程をそのままパッケージしたアルバムになった。新曲はコード感が豊かなものが多く、佐藤 赳(Gt/Vo)が零す感傷的な心情をより繊細且つ鮮明に描き出している。特に「ナイトワンダー」はバンドにとっても新しいアプローチ。落ち着いたテンポとギミックが効いたギターのリフレインでグルーヴを作り出し、細部まで凝られたフレージングも楽曲の世界に深みをもたらした。アルバムの頭からラストまで、koboreを軸としたオムニバス映画のように楽曲がリンクしていくのも趣深い。
1stミニ・アルバム『アケユク ヨル ニ』と1stシングル『アフレル』の流れを汲んで制作された2ndミニ・アルバム。夜明けを迎えたうえで夜に戻ってくるというタイトルのとおり、初期曲と新曲を収録したうえで、現段階でのkoboreの完成形を示す作品となった。着火力の高い約1分の楽曲で幕を開け、これまでのバンド人生を走馬灯のように見せる曲順もドラマチック。佐藤 赳(Gt/Vo)にとっての"音楽とは"が綴られている初期曲「テレキャスター」は、今の彼らがリアレンジしたことでさらに音も言葉もメッセージの威力を増したと言っていい。ラストを飾るタイトル・トラックは夜明けのイメージを与えるサウンドスケープが圧巻だ。衝動も余裕も併せ持つ彼らの音楽が世間を席巻するのは時間の問題かもしれない。
府中発の4ピース・ギター・ロック・バンド、koboreにとって初のシングル。3分弱のショート・チューン「君にとって」、ミディアム・バラード「僕の全部」、初期曲「声」の再録バージョンを収録。三者三様の3曲はバンドのポテンシャルを十分にアピールしてくれるが、全曲に共通しているのは、"koboreはなぜ歌うのか"に迫るような内容であること、そのメッセージを強調するためにシンプルな曲構成が採用されていること、そして歌詞の起伏を体現するようにドラマチックなサウンドが鳴らされていること。脇目も振らず、このバンドの核にある"伝える"という点を研ぎ澄ましてみせた今回のシングルは、ファンはもちろん、これからkoboreを知っていく人にもおすすめしたい作品だ。
東京・府中発の4ピース・バンド、koboreにとって初の全国流通盤。"今を歌うバンド"としてのバンドの在り方をそのまま託した「幸せ」を1曲目に配置することによって、そのあとに続く曲で歌われるモヤモヤとした葛藤も、少しの意地や強がりも、拭えない情けなさも、全部ひっくるめて"幸せだ生きてる"と大きく肯定していく眩しさたるや。歌詞の内容は案外ポジティヴとは言いがたいが、爽快なほどに直球ストレートなギター・ロック・サウンドは後ろを振り返るためでなく、前に突き進むためだけに絶えず鳴らされている。平均年齢20歳の彼らが今しか鳴らせない音楽に真っ向から挑んでいる印象だが、このバンドはこれから、どのように歳を重ねていくのだろうか。キャンバスはまだ白い。
他の誰かの目じゃなくて、自分の目で見えていることを大事にしよう
"「僕らがヒーローだ」って自分たちで発信していくことがかっこいい" 時代の憂うつを全力で蹴散らす渾身の1stフル・アルバム『ミレニアム・ヒーロー』
"これで10代の僕らに区切りをつけられたかなと思う"――高校を卒業した-KARMA-が描いた"リアルタイムの青春"
"今流行る曲じゃなくて、ずっと愛される曲でありたい"――札幌発の高校生バンドが描く日常の景色『イノセント・デイズ』
"このアルバムがようやくスタートであってほしい"――kobore、煌めきのポップスへ。大胆に進化を遂げたメジャー2ndアルバム『Purple』
僕らはメジャーからインディーに落ちないために歌ってるんじゃなくて、koboreであり続けるために歌ってる
"今それが歌いたいから歌う"という感覚で曲を作っていきたい
いらないものがどんどん減ってきたことで"kobore"が見えてきた
"またライヴハウスでkoboreが観たい"って思ってもらえるようなバンドになっていきたい
現場でしっかりお客さんを掴んでいくことが経験に繋がりやすいし、これからもそこは大事にしたい
集まって音を出したらワクワクが止まらない――紛れもないロック・バンドの純度が封じ込められた『NO BORDER』
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2021.11.02 @LIQUIDROOM ebisu
2022.09.23 @府中Flight / KITCHEN&CAFE-BAR “SHINKER”
2021.03.27 @渋谷TSUTAYA O-EAST
2020.01.18 @TSUTAYA O-EAST
2018.11.09 @渋谷WWW X
2018.10.18 @渋谷TSUTAYA O-WEST
2018.04.13 @下北沢LIVEHOLIC
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