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INTERVIEW

Japanese

シュレーディンガーの犬 × Dannie May

2023年12月号掲載

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シュレーディンガーの犬:ならく いち もな るるか
Dannie May:マサ(Vo/Gt) 田中 タリラ(Vo/Key) Yuno(Vo/Kantoku)
Interviewer:山口 哲生 Photographer:川野晴都、うつみさな

嘘でもいいから考えてほしい(いち)


-シュレ犬のお客さんにも、そういう考察をされたり、そういった声が届いたりします?

ならく:「genom-over」(2021年8月配信リリース)っていう曲があるんですけど、その歌詞が......もしかしたらメンバーは知らないかもしれないですけど。

いち:サビを縦読みすると"染色体"になってるってやつでしょ? "genom"だから染色体っていう。

ならく:そういうのにファンの方が気づいて言ってくれたりすると、ちゃんと歌詞まで読み込んでくれてるんだなっていうのは思いますね。

マサ:そういうの嬉しいっすよね。

-あと、先ほど余談的に出ていた結婚式について。やっぱり憧れます?

いち:お金のかかった結婚式したいです。結婚式って女の子からしたら一大イベントじゃないですか。それを真剣に考えて、お金とかアイディアを出し惜しみしない人と結婚できるのうらやましいなって。"結婚式なんて儀式だから"みたいなことを言う人は嫌だなぁって。

マサ:俺、さっきワンマン・ライヴって言っちゃったけど(笑)。

一同:ははははは(笑)。

いち:いや! それはめちゃめちゃ"たしかに!"と思いました。知らない人をめっちゃ呼ぶんじゃなくて、知っている人をめっちゃ呼んで、自分が満足する形の結婚式ができるのはめっちゃうらやましいなって。だからワンマン・ライヴは同意見です! やっぱり自分の理想の結婚式をしたいから、ワンマン・ライヴだと思います。

田中:どれぐらいの割合で主導権って握りたかったりするもんなんですか?

いち:"全部決めていいよ"は嫌です。

田中:それは放棄してるもんね。

いち:そうです。そこは一緒に考えたい。

田中:ちゃんとそこで考えるっていうのが欲しいんですね。たしかにそれはそうだよな。

いち:嘘でもいいから考えてほしい。

-ちなみに、もし結婚するとしても結婚式はしたくない派の人っています?

ならく&るるか:(※挙手)

Dannie May一同:へぇー!

るるか:写真だけ撮りたいです。友達がいないから呼ぶ人がいないっていうのもあるんですけど、自分のためにお金とか用意して持ってこられても困るし。

ならく:すごい文化だなと思う。

るるか:うん。何これ? って小さい頃から思ってたんですよ。家に親の結婚式の写真とか飾ってあってたんですけど、何をしてるんだろうなって(笑)。仲のいい友達を呼んで、お金持ってきてもらって、"おめでとう!"って言ってもらう儀式ってなんなんだろうって。

田中:逆に、結婚式って両親のために開くっていうのもあるじゃないですか。

ならく:あぁ。身内だけとかなら。家族のみとか。

田中:内々なら全然OK。

マサ:なんかもう飲み会の話みたいになってきたな(笑)。でもわかる。男性のスタンスとしては、結婚式をするなら女性のしたいものに全力で付き合うっていうのがあるじゃない。

Yuno:そうねぇ。したくないもん、俺。

マサ:でも、それって男性からは言いづらいよね。"したくない"って言うのは勇気がいることだと思うよ。あなたは今勇気を出したってことです。

Yuno:ははははは(笑)。

マサ:男性諸君はしたくないでしょ?

Yuno:タリラはしたいんじゃない?

田中:俺は相手次第かなぁ。相手がしたいならするし。

-るるかさんもしたくない派でしたけど。

るるか:私も写真だけで。

いち:もったいない......。なんか、人を呼びたいという感じじゃなくて。

もな:友達いないもんね。

いち:うん。人生で一番かわいい瞬間を写真だけで終わらせるのはもったいない。

田中:あぁ。そこに向けて仕上げていこうみたいなところもあるし。

いち:はい。招待状のデザインとか、動画とか、会場内のものとか考えるのが好きだから、自分の好きなものを見せたい。自己満です。お金が欲しいわけじゃなくて。

もな:私は海外で結婚式したい。

いち:いいねぇ!

もな:なんか、幸せをみんなに見せつけたい。

Dannie May一同:ほぉー!

田中:シェアしたいってことですか?

もな:うーん......。

田中:見せつけたい?

もな:はい(笑)。

田中:(ならく、るるかが)やれやれっていう顔で見てたけど(笑)。

-(笑)では、Dannie Mayのみなさんから、シュレ犬に聞いてみたいことはありますか?

マサ:僕らは男性チームですけど、女性メンバーでやっていて大変なことってあるんですか?

Yuno:それは触れちゃいけないんじゃないの?

マサ:え、そうなの?

もな:でも、シュレ犬はあんまりそういうのないのかも。

ならく:アイドル・グループによくあるような感じというか、髪型被りがどうとか、そういうのも特になくて。

もな:思ったことをみんな言うし、何かあったら"何かあったの?"って聞いてくれるから。

ならく:なんか、プンプンしているのは見かけるけど、なんか治ってる。

マサ:あぁ。それぐらいがいいですね。

もな:寝たら治る。

いち:うん。

マサ:一緒だ。

Yuno:俺もそう。寝たら治る。寝たらどうでも良くなる。

田中:でも、"寝たら治る"のタチの悪さってさ、"いや、こっちは治ってねぇから"っていう(笑)。

一同:はははははははは(笑)!

もな:自分が治ったら相手も治ってると思っちゃうから。

Yuno:そうそうそう。わかるわかる。"なんでそんな昨日のこと引きずる?"って思う。

ならく:"あれはなんだったんだろう......"みたいに思うけど、それはもう右から左に受け流すしかないですね。

いち:なんか、勝手にひとりで怒っていて、寝たら治るならなんとも思わないけど、ケンカして寝て治られたら、"なんでそんな能天気なの?"とは思う。でも、別にそれを詰めるつもりもないから、ひとりで消化するっていう。