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INTERVIEW

Japanese

バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI × Skream! × バイトル

2019年02月号掲載

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Member:鈴姫 みさこ 恋汐 りんご ななせぐみ 望月 みゆ 甘夏 ゆず 大桃子 サンライズ

Interviewer:吉羽 さおり Photo by 上溝恭香

バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI × Skream! × バイトル
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-ではここで、ドリームバイトの坪谷さんにバトンタッチします。

坪谷:大学4年生の坪谷英里です。高校のときからバンドをやっていて、今もバンド・サークルに入ってます。

甘夏ゆず:楽器は何をやってるんですか。

坪谷:ギターです。

甘夏ゆず:一緒だ!

坪谷:今日はよろしくお願いします。早速質問です。私もアルバイトをしているんですけど、バンドをやっていると機材やスタジオ代にお金がかかったり、お洋服も好きなのでお洋服を買ったりしているとすぐにお金がなくなってしまって、いつも嘆いているんですけど、みなさんはアルバイト代を何に使っていましたか。

鈴姫みさこ:お金ない時期っていっぱいあったなぁ。

ななせぐみ:ぐみは、バイトに入る日数が少なかったから、月末にバイト代として入るお金が1万9,000円とかで。

望月みゆ:少な!

ななせぐみ:だから生活費でしたね。バイトしてこれを買ったぞっていうものはないかもしれない。なんとなくで使っちゃってたかな。

鈴姫みさこ:私もスタジオ代とかに消えてた。

望月みゆ:スタジオ代ね。でも私はバイト時代から貯金してたかな。月に1万円は絶対に溜めてたかも。

鈴姫みさこ:偉いね。

甘夏ゆず:ぽんは、"明日食えればいいや"だったわ。高校時代は友達とルーム・シェアしてたの。だから家賃と、当時からバンドをやっていたから、スタジオ代とか楽器の弦を買うとか、そういうのでお金がかかるので。あとは、ライヴハウスに出たりするとチケット・ノルマがあるんですよ。

望月みゆ:逆にお金払って出てたよね。

鈴姫みさこ:それが一番高い。

恋汐りんご:汐は、ケーキ屋さんのバイトで......。

望月みゆ:ケーキ買うのにお金使ってないよね? 不安になるんだけど。

恋汐りんご:たしかに、ケーキ買うのには使ってたんだけど(笑)、ケーキ屋さんで貰ったお金は高校生のときには使わないで全部貯金してたんです。初めて自分の銀行口座を持てたことが嬉しくて。でも、あまり仕組みがわかってなくて、お金をおろす方法もわからなかったから、全部そこに入れてるっていう感じでした。東京に来てから、そのお金でお洋服を買ったりして使ってたと思います。

望月みゆ:あとは、好きなアーティストのライヴに行って、物販を買うっていうのが結構使ったな。

甘夏ゆず:ひとつフェスに行ったら、チケットだけでも1万円とかかかるからね。

望月みゆ:私は九州に住んでたから、交通費だけでも、何万円も飛ぶから。それに使ってた。

大桃子サンライズ:オタク代に使ったり、服を買ったり、オタク友達と遊ぶお金で使ったり。私はお笑い芸人のオタクとアイドルのオタクをやってたから、大変でした。"よしもと大運動会"で泊りがけのツアーに行ったりもしていて。

鈴姫みさこ:でもそういうのが生きがいだもんね。

望月みゆ:そのために働いてるしね。


つらいときこそメンバーの仲が良くて良かったなと思う。一緒に"ムカつくな"って言ってくれたりするだけでもスッキリするしね(望月みゆ)


坪谷:バンもん!(バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI)のLINE LIVEをよく見るんですが、そのときに、"嫌なことがあってもニコニコしていたい"、"悲しい顔を見せたりしたくない"って言っていたのが印象的で。でもきっと、嫌なことや悲しいこと、つらいことってたくさんあると思うんですが、そこでの気持ちの切り替え方や自分の中でのリフレッシュ方法ってあるんですか。

鈴姫みさこ:ただ無理をして笑うというよりは、つらいことでも頑張ってる姿を見せることで元気になる人もいるかもしれないし、つらいことをうまいことポジティヴに伝えるっていう感じなのかな。

ななせぐみ:伝え方なのかもね。悲しいことを"かわいそうでしょ"みたいな感じで伝えるのは嫌だなっていう。

鈴姫みさこ:さっきのバイトの話でも、"つらいけど頑張った"っていう言い方をするわけじゃなくて、あとあとにはその経験が笑い話になったりもするし。つらさをラフ(Laugh)に変えるというかね。

ななせぐみ:悲劇的に見せない。

恋汐りんご:汐は一番気持ちがグッとなるのが、嫌なときというよりは悔しいときなので。泣いちゃうときも、悔しいことで泣いちゃうから。でもそういう気持ちって、ちょっと見方を変えたらいろんなことの原動力になったりするんだよね。嫌な思いや悔しい思いをしたら、その次にどうしたらいいかなって次のことを考えることが多いかもしれない。でも泣いちゃうときも、みんなあるよね。

鈴姫みさこ:うん。どうにもならない、次の原動力にもならないようなただただ悲しいことっていうのもあるからね。

望月みゆ:そういうときこそ、メンバーが仲良くて良かったなって思うよね。みんなにまず話せるから。一緒に、"それ、ムカつくな"って言ってくれたりするだけでも、スッキリするし、なかったことになる。

甘夏ゆず:ぽんもちょっと前に、"みんながメンバーで良かった~"って代官山の真ん中で泣いたことがありました(笑)。

恋汐りんご:あったね(笑)。あとは自分でなるべく褒めるとか。

鈴姫みさこ:それは超大事。小さなことで褒めてくれる人をそばに置いておくとかね(笑)。逆にお客さんのことも、小さなことでも褒めたいなって思うんです。よく"大人なんだから頑張って当たり前"とか"みんな頑張ってるし"って言う人がいるけど、その考え方でもいいし、そういう人はそういうふうに自分を高めていけるんだと思うんですけど、コウペンちゃん(※イラストレーター"るるてあ"が手掛けるキャラクター)みたいに、例えば、朝早い仕事だけど今日は起きれて良かったとか、小さなことで認めてあげるのも大事で。だって、みんな生きてるだけで相当偉いんだから。ちゃんとそれを肯定してあげることができたらいいなって思うんです、周りにも自分にもね。

恋汐りんご:そういうつらいとき、マイメロ(マイメロディ)が言っていたことをよく思い出すかな。こんなつらいことがあっても、マイメロはマイメロだから苺食べたいです、みたいな。それを思い出して、つらいときはアイスを食べてもいいのかな、とか思ったりする(笑)。

坪谷:素敵です(笑)。

甘夏ゆず:つらいことに向き合うのって、タイミングが大事だなぁって思うから。今は心が折れちゃうなって思ったら、"まぁいっか"で1回片付けておくのは結構大事かもって思いました。いけるって思ったときに、それを真剣に受け止めて向き合えばいいって思ったら、結構楽になったかな。

ななせぐみ:答えがないと怖いから考えちゃうけど、別に自分が悪いわけじゃないときもあるしね。自分のせいだって思った方が楽なときってあるじゃないですか。

望月みゆ:あるある。

ななせぐみ:だけど結局、自分のせいではないつらいこともあるから。考えない努力をしようかなって思うときはある。

大桃子サンライズ:私は、悩みがない......。

望月みゆ:ないのか(笑)。

大桃子サンライズ:私的には、引き寄せの法則があると思っているんです。冷静に考えたら、未来を作るのは"今"でしかないから、"今に後悔しないように最善を尽くし続けられているのかい?"って考えるようにしてる。自分が最善を尽くさなかったらこうなるよって思えば、"じゃあ今からこうしよう"って感じになるし。過去に対してもそうやって分析すれば、いちいち悩む必要はなくなるので。本当は誰も、悩みはないんですよね。わかってるのに、そうなっちゃうだけだから。そう考えると、苦しみはなくなる(笑)。

望月みゆ:すごいな。

大桃子サンライズ:私は人に対して、嫌だなっていうことがあまりないんですよね。仕事のこと以外でムカつく気持ちになることがなくて。仕事のことも自分の力で変えられるけど、どうしても抗えないときもあるじゃないですか。2017年には、生まれて初めてっていうくらい仕事のことですごいトラウマになったことがあって。抗えない力で、自分が命を懸けているものが変わっちゃうとか、うまくいかなかったことがあったんです。そういうことって人のせいにしがちですけど、そうじゃなくて、自分が最善を尽くせなかったんだなって思うようにして、今年は頑張ろうって前向きにとらえられるようにしたいし、プラスにしたいから頑張ろうって思っていて。そう考えると、なんでも前向きになれるなって。

ななせぐみ:進んでいったら回収できるかもしれないしね。

大桃子サンライズ:そうそう。