Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

Skream! 公式X Skream! 公式YouTube Skream! 公式アプリ

INTERVIEW

Japanese

MAGIC OF LiFE

 

いいね!

Member:岡田 翔太朗(Dr) 高津戸 信幸(Vo/Gt) 山下 拓実(Gt) 渡辺 雄司(Ba)

Interviewer:秦 理絵

-2年目の当日のことで思い出に残ってるエピソードはありますか?

高津戸:2年目は比較的先輩バンドが出てくれたんだよね。

岡田:ORANGE RANGE、アルカラ、グドモ(グッドモーニングアメリカ)......。

高津戸:グドモはfor better, for worse(※グッドモーニングアメリカの前身バンド)のときから知ってたし、学生のころから聴いてた憧れのバンドだったから嬉しかったですね。"胸を借りる"というか、先輩たちに"栃フェス"を盛り上げていただいたっていう感覚はあったかもしれないです。

山下:2回目のときは打ち上げがヤバかったよね。カオスだった。

渡辺:いや、毎回カオスだよ。

岡田:あのときは、ちょうどノブの誕生日だったんだよ。で、ORANGE RANGEのギターのNAOTOさんとも誕生日が近かったんですよ。それで、お店の電気を消して、バースデーケーキが運ばれてくるっていうくだりを10回以上やったっていう(笑)。

-それはカオスですね(笑)。で、まだ記憶に新しい去年が第3回目でした。

岡田:去年は、レゴ(LEGO BIG MORL)、チェコ(Czecho No Republic)とかSHE'S、ファットマンズ(phatmans after school)、ブライアン(Brian the Sun)ですね。

渡辺:いままでとちょっと出演してくれたバンドの雰囲気は違ったよね。レゴからスタートっていうところもあって、盛り上げるだけじゃない感じだったんですよ。すごく聴かせるバンドが多かったというか。

岡田:あと、1年目、2年目までは音楽好きに向けたフェスっていう部分に特化してたんですけど、3年目からはもっと栃木を楽しんでもらいたいなっていう気持ちも出てきて。栃木のものを使ったグルメを置いたりして、広い層にアピールした年でしたね。

高津戸:市役所の方々がすごく力を入れてくれたんです。2年目は一緒にやり始めた年だったから様子見もあったと思うのですが、それを受けて、"Don't Stop Music Fes."に可能性を感じていただけたのか、企画をたくさん一緒に考えてくれました。気球を上げてくれたりとか、地元の方が飲食ブースや名産品ブースを出してくれたり。全国から"栃フェス"に来ていただいた方が観光もできるようにしたんです。

渡辺:とち介(※栃木市のゆるキャラ)のイメージ・ソングを作らせてもらったりしてね。

高津戸:そのミュージック・ビデオに栃木市の方々が出演してくれたんですよ。あとは、とち介君の誕生日イベントに出させてもらったりもして。

渡辺:栃木に行くと、おばあちゃんとかも握手をしてくれるんですよ。

山下:FMくららに来てくれたおばあちゃんね。

-ラジオの公開収録におばあちゃんが観に来るんですか?

山下:そうなんです。"ファンです!"って。

高津戸:素敵な街ですよね。

-じゃあ、2年目のときはふるさと大使のプレッシャーも大きかったみたいですけど、だんだん自分たちだけで背負うんじゃなくて、みんなで作る感覚になってきたんですかね。

高津戸:そうですね。だからライヴも、すごく楽しめました。1年目、2年目はほとんど覚えてないですもん。うわーって勢いでやってたけど、3年目は来ていただいたファンのみなさんの顔をちゃんと見ながら1曲1曲を歌えたような気がしました。

岡田:3年目からは皆勤賞のリズミック(Rhythmic Toy World)とか空想(委員会)とかが、"主催者側の気持ちでいる"って言ってくれて。そういうところで、共演者も一緒に盛り上げようみたいな感じになって、すごく良かったですね。

-そして、今年は場所も栃木市栃木文化会館に変わって、初の2日間開催になります。

高津戸:すごくいい場所ですよ。想像以上だと思います。

-どうして会場を変えることになったんですか?

高津戸:物理的に体育館が難しくなっていったんです。毎年来場者が増えていくと耐震の問題というか......。これ以上の人数は、床が壊れてしまうかもしれないって言われて。

-あぁ、みんなが一斉にジャンプしたりするから?

高津戸:そう、怪我人が出てしまってからでは遅い。じゃあ、仕方ない、会場を探そうっていうときに、市役所の方々が動いてくれたんです。

岡田:いろいろな場所を提案していただいたなかで、実際に会場を見に行ったりして。すごく良かったし、駅からも近かったので即決でした。

高津戸:もちろん体育館の良さもあったと思うんですよ。座席がないからライヴで自由に動けるし。"座席があるのはどうなんだろう?"とも思ったんですけど、見に行ったらもうそれを上回る開放感がある。絶対に喜んでもらえる場所だと思います。

岡田:お客さんもだし、バンド側もね。

高津戸:音がすごく気持ちいいんですよ。音の環境もいいですからね。ステージもひとつだけにして大きくなるし、だいぶ変わってくると思います。

渡辺:前よりもひとバンドひとバンドをしっかり観れるよね。

山下:座席があるから、"私疲れちゃうわ"っていう人も楽しめると思いますね。