Japanese
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昨年新ベーシスト あさかが加入した東京初期衝動の新体制初ED。異なる方向に振り切った全3曲は、ライヴハウス直系のインディー・ロックから売れ線のJ-POPまで、実は東京初期衝動が多面的なポテンシャルを秘めたバンドであると感じさせる1枚。打ち寄せる波の音をSEに弾ける夏のパーティー・チューン「さまらぶ♥」、ベースの低音が別れの痛みをやわらかく包む仄暗いバラード「blue moon」、銀杏BOYZ直系の疾走する青春パンク「春」と、まったく違う方向へと振り切っている。ラヴ・ソングのようでもありメンバー脱退の悲しみを断ち切る歌にも聞こえる「春」は、"あなたと見る景色が変わったって/僕はそれでも歌いつづけるだろう"と、バンドの新たな決意が滲む歌詞も印象的。ここから彼女たちの第2章が幕を開ける。(秦 理絵)
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13,200円(税込)
東京初期衝動×GALFY×GEKIROCK CLOTHING
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東京初期衝動
pink
2022年発売の1stミニ・アルバム『らぶ・あげいん』以来のCDリリースとなる、東京初期衝動の最新EP。岡崎京子のイラストに載せた"pink"のタイトルだけで、サブカル野郎をドキッとさせる今作。しーなちゃん(Vo/Gt)のリアルな息遣いで始まる失恋ソング「untitled」から、先行リリースされた「恋セヨ乙女」、「はないちもんめ」を含む5曲を収録した今作は、全曲が失恋ソング&さよならソング。乾いたバンド・サウンドに感傷的且つ感情的なヴォーカルで女子の本音を歌う楽曲たちに、コンセプチュアルな作品性とこれまでとの印象の違いを感じたが。ラストの「メンチカツ」がバカすぎて、なんだかホッとした。豊かな表現やサウンドのこだわり、作品の統合性からバンドの充実っぷりも感じる1枚。
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東京初期衝動
らぶ・あげいん
初の6曲入りミニ・アルバムは、前作『えんど・おぶ・ざ・わーるど』の延長線上に位置する作風と言えるかもしれない。すでにMV公開済みの「ボーイフレンド」では銀杏BOYZのサポート・ギタリストを務める山本幹宗をサウンド・プロデュースに起用。歌詞とメロディは美しく磨き抜かれ、トキョショキ史上最も爽快なポップス・ナンバーに仕上がっている。さらに「俺流サニーデイ・サービス」においては本家の曽我部恵一(Vo/Gt)をコーラスで迎え、こちらも良質なポップ曲。そして、「梅毒」は今のご時世に警鐘を鳴らすように、トゲトゲしいパンク・サウンドでユーモアたっぷりにメッセージを投げつけている。「ボーイズ・デイ・ドリーム~ドッカーンver.~」はバンド・アレンジに生まれ変わっており、これもライヴで聴いてみたい。
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東京初期衝動
えんど・おぶ・ざ・わーるど
"アイツらを黙らせろ僕が僕である為に"と、バンドの決意表明のように高らかに打ち上げるストレートなロック・ナンバー「腐革命前夜」を皮切りに、底抜けにキュートなポップ・ソングや歪んだガレージ・パンク、淡いミディアム・ナンバーまでをも呑み込んでゆく東京初期衝動の2ndアルバム。前作『SWEET 17 MONSTERS』から約2年3ヶ月ぶりとなる今作は、銀杏BOYZに強いリスペクトを掲げて爆走する彼女たちが、決して単なる勢いや衝動だけでは語れないバンドであることを証明するような1枚になった。聖なるサウンドに乗せて、"2021年もすこし大変な時だったネ"と語り掛ける「クリスマス」など、アルバムの節々でふいに垣間見られるしーなちゃん(Vo/Gt)の優しさにぐっときてしまう。
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東京初期衝動
Second Kill Virgin
昨年新ベーシスト あさかが加入した東京初期衝動の新体制初ED。異なる方向に振り切った全3曲は、ライヴハウス直系のインディー・ロックから売れ線のJ-POPまで、実は東京初期衝動が多面的なポテンシャルを秘めたバンドであると感じさせる1枚。打ち寄せる波の音をSEに弾ける夏のパーティー・チューン「さまらぶ♥」、ベースの低音が別れの痛みをやわらかく包む仄暗いバラード「blue moon」、銀杏BOYZ直系の疾走する青春パンク「春」と、まったく違う方向へと振り切っている。ラヴ・ソングのようでもありメンバー脱退の悲しみを断ち切る歌にも聞こえる「春」は、"あなたと見る景色が変わったって/僕はそれでも歌いつづけるだろう"と、バンドの新たな決意が滲む歌詞も印象的。ここから彼女たちの第2章が幕を開ける。