DISC REVIEW
Japanese
2019年08月号掲載
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HOWL BE QUIET
Andante
2年2ヶ月ぶりの新作から溢れる"この2年間僕らはこんなことをして、こんな気持ちで過ごして、今ここにいるよ"という、はちきれんばかりのピュアな心情。それは嘘かと思ってしまうくらい誠実で曇りがなく、だからこそ彼らは回り道をしながらも危機を乗り越えられたのだろう。新体制1年目というフレッシュさと、作品ごとに様々な音楽性とソングライティングにトライしてきたキャリアが結合した全8曲。各曲にクライマックス感があるが、特に「Dream End」の4人それぞれが互いを尊重しながらもひとりひとりが主役として存在するアンサンブルとサウンドスケープは圧倒的だ。一音一音から伝わる強い信念――諦めきれないという気持ちほど切実で、自分自身を突き動かせるものはなかなかないのだ。
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