DISC REVIEW
Japanese
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□□□ feat. the band apart
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名義だけ見ると音楽性が想像できないが、聴くと驚きや衝撃とともに不思議と腹落ち感のある楽曲が並ぶこのミニ・アルバム。the band apartのメンバーをひとりずつヴォーカルとしてフィーチャリングした今作は、サルサやメントのゆるいラテン・ムードで"俺は板橋のジョン・メイヤー"と荒井岳史が歌えば、木暮栄一は本気度満載のラップを聴かせるし、川崎亘一はなんとエレキ弾き語りで彼らしい佇まいを感じさせる歌を歌う。そして最も□□□のパブリック・イメージに近いサンプリングが時空と位相を切り刻みつつ、極上のポップでもあるトラックに乗せて原昌和が美声を聴かせるという具合。さらに、「Eric.W」の再演に乗せて、いとうせいこうが強烈にオリジナリティ溢れるラップを放つ「お前次第ってことさ」。バラバラなようで、この2組のダンディズムと遊び心が言わずもがなのセンスで接地していることがわかる痛快な作品だ。
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