DISC REVIEW
Japanese
2015年04月号掲載
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チャットモンチー
共鳴
チャットモンチーというバンドの自由度と、今、音楽をやるとはどういうことなのか?の両方が感じられる、いい意味でアグレッシヴな快作が誕生。乙女団(世武裕子、北野愛子)による女性の業すら感じさせる歌詞、ピアノも映えるミディアムの「毒の花」と、男陣(恒岡章、下村亮介)によるアブストラクトな面も感じさせる演奏に乗る、人間の本質を表現する「私が証」。この2曲の対照がアルバムの太い柱になりながら、80年代の松田聖子ばりのアイドル・ポップを聴かせる「最後の果実」や、作家の西加奈子が歌詞を手がけたオーガニックな味わいの「例えば、」など、ジャンルにこだわることなく、今の彼女たちの女性、人間、音楽家としての表現欲を余すことなく具体化している。その勇気や喜びに圧倒される全12曲。
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