DISC REVIEW
Japanese
2014年10月号掲載
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amazarashi
夕日信仰ヒガシズム
amazarashiは秋田ひろむの心情吐露とも言える、非常に私的な世界だった。だがステージの前の紗幕と映像でできた壁の先にいる観客たちに歌を歌い続けることで、ひとりぼっちだった彼のもとに他者が齎した優しさという光が浮かぶようになることは必然だった。その象徴がTrack.2「スターライト」。amazarashi始動前からある、銀河鉄道の夜がモチーフになっている楽曲である。このアルバムに収録された12曲は、彼のこれまでの人生で育まれた喜怒哀楽から生まれる物語であり、夢であり、願いだ。彼はずっと音楽でそれを表現したかったのかもしれない。そういう意味でもこの『夕日信仰ヒガシズム』は原点回帰であり、ひとつの大きな到達点。子供のころ寝る前に読んだ絵本のような胸の高鳴りと切なさ、ぬくもりに包まれる。
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