DISC REVIEW
Japanese
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或る感覚
カウンター
2011年の閃光ライオットでファイナリストにも選出された、2010年結成の4ピース、或る感覚の1stアルバム。そのサウンドは、ジャキジャキジャキと高速で刻まれるポスト・パンク的なカッティング・ギターと、後期ナンバーガールを思わせる和製メロディが印象的なオルタナティヴ・ロック。最近のバンドで共振するものがあるバンドといえばDOESやアルカラが思い浮かぶ。が、或る感覚はまだ20歳そこそこのバンドである。本作『カウンター』には、まだ自分たちの表現の着地点が定まらない揺らぎと、バンドをやることに対する喜びや好奇心、向こう見ずな野心が生々しく鳴っていて、そこが何にも変えがたい魅力になっている。シリアスな叙情性とユーモラスな感性を同時に手なずけようとしているところも面白い。先が楽しみな逸材である。
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