DISC REVIEW
Japanese
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それでも世界が続くなら
この世界を僕は許さない
あまりにインパクトがあり、またそのバンドのイメージが固まってしまいそうなバンド名に真っ向から挑んだ彼ら。傷の舐めあいや奇麗事だけでは救いきれない思いを、何のオブラートもかまさずに歌い、演奏する。前作『彼女の歌はきっと死なない』がほぼノン・プロモーション、タワレコ限定にもかかわらず、オリコンのチャートにランク・インするなど、局地的というには凄まじい勢いで広がっていった彼らの2ndアルバム。音自体はシンプルかつポップさを兼ね備えたギター・サウンドだが、彼らの世界観というのは間違いなく万人受けするものではない。だからこそ万人に聴いて欲しい音だ。人によっては嫌悪感を抱くかもしれないが、“何か”は間違いなく感じ取れるはず。見てみぬふりに慣れてしまった社会に突き刺さる、象徴的な作品。
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