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COLUMN

夜の本気ダンス 米田貴紀の「ディスク男(マン)!」【第2回】

2016年05月号掲載

夜の本気ダンス 米田貴紀の「ディスク男(マン)!」【第2回】

夜の本気ダンスのvo/gt 米田貴紀です!今月紹介しますディスクはこちらです!


■The Vines / Highly evolved

1994年にオーストラリアのシドニーで結成されたバンド。2000年代初頭のロックンロールリバイバルブーム時に世界的なブレイクを果たした。

今の夜の本気ダンスからはそんな要素全く感じられないと思われるでしょうが、高校時代の僕はNIRVANAというバンドに夢中でして、ああいうギターの音が出したくてコーラスのエフェクターを買ってしまったりカートが着てそうな服を着てライブしてしまったりそれくらいにはハマっていたんです。
そんな中偶然見ていたNIRVANAの特集番組でNIRVANAに影響を受けたバンドが何組か紹介されてまして、その中の1つにこのThe Vinesがいたのですが......衝撃的にカッコよかったんです!Get Freeという曲のMVがチラッと流れたのを見ただけだったんですが正直NIRVANAより好きかもしれないって思うくらいにグサッときました。今になって改めてGet FreeのMVを見てみたら映像がめちゃくちゃダサくて驚きましたが笑


The Vinesを紹介する時"NIRVANA meets THE BEATLES"とよくいわれるんですが、まさにそういうことでロックの持つ荒々しさとポップさが最高のレベルで混ざり合っているんです。8曲目のFactoryを聴くとそれが1番分かるかなと思います。結構スローなテンポの曲が多いのも特徴で2曲目のAutumn shadeや5曲目のHomesickでは一辺倒では無いバンドとしての深みが感じられます。

ロックは荒々しいだけじゃ嫌だ!ポップさもやっぱり欲しいよ!って方にオススメの1枚です。