ねごと 蒼山幸子の「訳あり夢通信」【第30回】

ねごと蒼山幸子の「訳あり夢通信」【第30回】

2018年11月号掲載

ねごと

だんだん寒くなってきましたね。
冬といえば熱燗。そしてそのお供と言えばやっぱり、おでんでしょう！ということで、なぜかわたしは昔から、人におでんのネタ何が好きですか？という安易な質問をしてしまうという困った癖がありまして、今日は誰得か全くわからないですがわたし蒼山幸子のおでんランキングトップ3を紹介しようと思います。

第3位「餅巾着」

お餅好きとして外せないのはこれ。お揚げの中にお餅が入って、もちっとつるんとした食感とじゅわっとしたお揚げの感じがたまりません。おでんを作ったとき巾着の中に何を入れるかってまたお家によって違うと思うので、お餅じゃなくても巾着ってそのお家のおでんアイデンティティを表す大切な要素だと思われます。ちなみに一番好きなのはお餅だけど、蒼山家は昔から白滝、キャベツ、豚肉、椎茸が入った巾着が主流でした。これも案外美味しいです。

第2位「大根」

やっぱり王道中の王道の大根さんですね。
蒼山調べによりますと、周りの人からの統計で見るおでん1位はこの大根がとても多いです（あとは卵ね）。寒い日にしみしみしたホクホクの大根を食べる幸せは、何にも代え難いものがありますよね。わかります。
個人的には煮て煮て煮続けて、もう極限までぐったりした大根さんが好みであります。

第1位「ちくわぶ」

これは東京以外の方は何だろう？となるおでんネタかもしれないのですが、東京浅草生まれのわたしにとっては馴染みであり、もはや一番好きなおでんの具であります。そして同時に大人になって東京以外の場所へいっておでんを食べようとしたとき、無い場所が最も多く、悲しみに打ちひしがれてきたネタナンバーワンでもあります。
知らない方に説明をすると、見た目はほとんどちくわ、という感じなのですが、味や食感はちくわとは全然違うもので、イメージとしては小麦粉で作られたもちもちとした食感の白いちくわという感じです。余談ですが、幼い頃"食わず嫌い王決定戦"を見ていると、このちくわぶが嫌いな食べ物だという芸能人が多く、そんなに食べづらいものなのかーというのが第一印象でした。でも食べてみればこれが付け合わせのからしや、柚子胡椒と一緒に食べると食べ応えもあり、美味しい！大人になって食べてみるとまたお酒の肴にもぴったりなので、気がつけば何個も食べてしまう、罪なおでんネタだと思っています。食べたことのない方には人生で一度はぜひ試してみて頂きたい。

四季折々に美味しい食べ物を味わえるのは日本人に生まれた幸せですね。
お互い美味しいおでんを食べながら寒い冬をサヴァイブしていきましょう！

ねごと

2008年結成。"閃光ライオット2008"のファイナリストとして知名度を全国区にし、2009年9月より本格始動。2010年、1stミニ・アルバム『Hello! "Z"』をKi/oon Musicよりリリース。CMなどのタイアップもあり、幅広い層の支持を得る。2016年11月には中野雅之（BOOM BOOM SATELLITES）、益子樹（ROVO）をサウンド・プロデューサーに迎えたEP『アシンメトリ e.p.』を発表し、その後も2017年2月にアルバム『ETERNALBEAT』、そして8月には映画"トリガール！"の主題歌／挿入歌となったダブルAサイド・シングル『空も飛べるはず / ALL RIGHT』をリリース。12月には2017年2枚目となるフル・アルバム『SOAK』とLIVE DVD『"ETERNALBEAT"TOUR 2017』を同時発売し、2018年2月から4月にかけて開催した約1年ぶりの全国ツアー"ねごとワンマンツアー2018 「SOAK」"は好評のうちに幕を閉じた。

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