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COLUMN

THE BAWDIES JIMの機材バカ一代!【第3回】

2010年06月号掲載

THE BAWDIES JIMの機材バカ一代!【第3回】

オス!Skream読者の皆さん、元気してますか!?
THE BAWDIESのGUITAR担当。JIMです。
第3回をむかえました、この「キザバカ!(機材バカ一代!の略称です)」ですが、皆さんよろしくおねがいします!!

さてさて、今回の「キザバカ!」ですが、「アンプ」、「ギター」ときましたのでこれしかないでしょう。
そう!ズバリ「エフェクター」です!!(ワーワー!ピーピー!)

そもそも!エフェクターとはなんぞや?というところから話しますと、「ギターの音色を変えてくれる箱!」。すげー簡単に言うとこういうことだと僕は思っております!(クレームは受け付けておりません、あしからず。)
音色に歪み(ひずみと読みます)を与えてくれたり、フロ場っぽくしてくれたり、やまびこみたいにしてくれたり、スペーシーにしてくれたりとその効果はさまざまあります。
とりあえず写真を見ながら一つ一つ説明していきましょう!
僕JIMの、ライブセットでのエフェクターボードはこちらです!!!!!

…意外とあります!
そう、もはやプチ要塞!こりゃあタローサイファイになる日も近いのでは!?(友達のギタリストです。別名エフェクタータロー。)
BAWDIES結構アンプ直のイメージがあるらしいのですが(実際僕もアン直大好き。)、実際は結構あるんですよね。
んで、手前にあるのが割と良く踏み替えるエフェクターで、奥のがたま~に登場してくるエフェクターです。奥のは踏みづらいので、頻繁に踏むのを手前にしてあるというわけです。
さらに、この写真だと分かりづらいですが、奥のエフェクターはちょっとでも踏みやすくするため下に段を作って高くしてあります。
階段みたいになっているわけです。うん、こういう工夫が大事なんだよね!

さて!これから一つ一つ説明していくのですが、その前にちょっとこちらの写真をどうぞ!

わお!数字ふっちゃいました!!
手書きですからね、汚い字はご勘弁を。(笑)

この数字は実際のつなぎ順でもあります。
エフェクターはつなぐ順番でもエフェクトのかかり方が変わってくるので、意外とこれ重要なんです。
一般的には、ピッチ系→歪み系→空間系…とか言われていますね。

要は空間系(たとえばディレイとか)がかかった後に歪み系(オーバードライブとか)がきちゃうと、
やまびこになった音に歪みが足されるのでグシャグシャになってしまうというわけです。
でもレコーディングとかで曲に合うのならなんでもありだと僕は思います。まあものによりけりってことです。

で、このエフェクターボードの写真は、
ギター→①→②→.....→⑧→アンプ
といった感じですね。
⑨は後で説明します。

では一つ一つ紹介していきますよー!!!いってみよー!!!


①VOX製Big Ben Overdrive
これはオーバードライブという種類のエフェクターで、音に歪みをつけてくれます。

これまた文字で説明するのがなかなか難しいのですが、たとえば素の音が「チャラ~ン」のギターに歪みをかけると、「ジャーン!」になります。
で、もっと強い歪みをかけると「ギャーン!」になります。そんな感じです(笑)
このオーバードライブなんですが、真空管が入っていまして。
それ自体で歪みとかを作っているわけではないらしいのですが、音が出力されるその手前で一回真空管を通すことで暖かい音になります。
でも歪み自体は結構音の粒が粗めで、ザクザクしつつ、ヴィンテージ感と言いますか、オールド感と言いますか。
そんなものが足される、そんな印象です。

だから、今の歪みだからハイパーっちゃあハイパーなのですが、真空管のおかげなのか中にヴィンテージ感が残っている感じ。
コクも結構出ます。嫌なハイはあんまし出ません。というか出さないセッティングにしています。
歪みはあんましかからないので、僕は結構かけて使っています。
ライブではセットリストにもよりますが、半分くらい使ってます。
Emotion potionとかToo lateとかLovemanなんかはこれですね!
割とメインの歪みって感じです。

②セプテンバーサウンドのモデファイモデル、RAT2 DUAL CLIP MOD
これはディストーションという種類のエフェクターで、これまた音に歪みを与えてくれます。
が、前述のオーバードライブより歪みます。
オーバードライブが「ジャーン!」なら、これは「ギャーン!!」です。

で、これはRATというディストーションのモデファイモデルです。

モデファイモデルってなんぞや?という人も多いと思うのでここでモデファイモデルの説明をすると・・・。
簡単に言うと修正というか改造というか。
もともとあるエフェクターを、中身開けていろいろ変えたりして・・・ってモデルのことです!

わかりやすく言うと、あるラーメン屋があって、そこのラーメンはすごく好きなんだ!という人がいました。
でもその人は、「これもっと背油入れたほうがうまくね?」「だったら味も濃くしたほうがうまくね?」
等と思い、そのラーメンをベースにいろいろ修正を加えました。
その結果生まれたラーメン!ってことです(笑)

大丈夫かな、あってるのか?この説明は…。(クレームは受け付けておりません、あしからず。)


ということで要は改造RATなんですが、コイツはいいですよ!

いま一番のお気に入り。

まず第一に、音がでかい!!!
実はこれ俺の中では結構重要で、歪みもののエフェクターを買うときには参考にしてください(笑)
で歪みの粒はこれまた結構粗いです。ザクザクです。もはやズクズクです!
歪みの質も結構ハイパー系で、音飛びます。
単音のコクが素晴らしく、伸びもかなりあり、ヌケもよい。がしかし、ちゃんとタッチのニュアンスが出るというか。
単音リフものなんかにゃあもってこいです。

歪みが強いので曲を選びますがコイツもライブでは結構な頻度で出てきます。
Keep you happyやMovin'groovin。You gotta danceとかもコイツですね。

さて!次行きますか…って字数もうない!!
まだエフェクター二個しか紹介してないんですが…。大丈夫なのでしょうか!?
みなさん楽しんで読んでいただけてるのでしょうか!?(クレームは受け付けておりません、あしからず。)
こうなりゃ次回はエフェクター編・後半!ってことで今回はここまで!!!

読んでくれた方ありがとうございます。次回も「キザバカ!」をどうぞよろしく!(ガハハ!)

KEEP ON ROCKIN'!!!!!!!!!!!