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"FUJI ROCK FESTIVAL'24"、第8弾ラインナップでThe fin.、Mega Shinnosuke、おとぎ話、Reiら発表。BLUE GALAXYが5年ぶりに復活
2024.06.07 13:10
7月26日、27日、28日に新潟県湯沢町 苗場スキー場にて開催される"FUJI ROCK FESTIVAL'24"の第8弾ラインナップが発表。フジロック名物ステージも出演日別で発表され、The fin.やMega Shinnosuke、おとぎ話、Reiなど新たな出演者が発表となった。
また、GREEN STAGEやWHITE STAGEなどとはまた違ったフジロックに欠かせないステージに、今年BLUE GALAXYの復活が決定。世界的レコード・コレクターのJim Westを中心に、凄腕のDJたちが様々なジャンルの音楽で盛り上げる、フリーダムに踊れるスポット。その場にいる人みんなが参加者となるBLUE GALAXYが、2019年以来5年ぶりに復活となる。
LINEUP FOR EACH STAGE
— FUJI ROCK FESTIVAL (@fujirock_jp) June 7, 2024
第8弾ラインナップ発表!#フジロック の名物ステージも出演日別で発表です))
さらにBLUE GALAXYが5年ぶりに復活!!!
Lineup for each stage for each day at #FujiRock now available.
And BLUE GALAXY returns after 5 years!!https://t.co/04rejXd88h pic.twitter.com/bg1sBGQ2ob
▼イベント情報
"FUJI ROCK FESTIVAL'24"
7月26日(金)27日(土)28日(日)新潟県湯沢町 苗場スキー場
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楽曲制作やアートワーク、映像製作をすべて自身で行う新世代のアーティスト、Mega Shinnosukeが約2年ぶりとなるEP『hello.wav』を配信リリースした。ヒップホップやハイパーポップ、シューゲイザーなど様々なジャンルが混在し、"メガシンノスケ節全開"になったという今作には、トラックの強さや等身大の愛をメロディアスに歌うハイトーン・ヴォイスが印象的な「hello shoegaze...」や、キャッチー且つダンサブルなサウンドと、情報過多な現代を軽やかに駆け抜けていくような歌詞が小気味よい「iPhone feat. Skaai」など全4曲を収録。彼の提示する新たなジャンル"MEGA POP"の魅力をこれまで以上に感じ、時代にとらわれず自由に生きていくパワーを貰えるような1枚だ。(西平 歩由)
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改めて聴くと、音楽的にも、ある意味精神性的な部分でもギリギリ此岸に留まっていた印象を受ける1stフル・アルバムから1年3ヶ月ぶりとなるThe fin.の新作。"インディー"という言葉を冠する音楽に宿命的に内在するエクスキューズとでも言うべき、肌ざわりや質感としての"拙さ"や"ハンドメイド感"が今作は限りなく薄まっている。それを単に"洗練"と呼べばよいのかもしれないが、このあまりの仕立ての良さには驚きを隠せない。例えば、「White Breath」は同一シーンの音楽よりもTHE BEACH BOYSあたりを引き合いに出した方が正確に理解できるように思われるし、「Divers」は憧憬から脱却し、彼らが誰よりも先を歩まんとしていることを確かに印象づける。逃避願望の果てにしてはあまりに幽玄で、2016年の日本の音楽と言うにはあまりにイノセントで俗世離れしている。(山元 翔一)
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昨年からじわじわと早耳の音楽好きから注目を集めていたThe fin.待望の1stフル・アルバム。まず、何より『Days With Uncertainty』というタイトルが憎い。THE XXやWASHED OUTを始めとする、リアル・タイムの洋楽と共振する彼らの音楽は、完全に日本人離れしている。洋楽的なエッセンスを多分に含むアーティストは少なくはないが、彼らの場合はレコードから漂う"空気感"がもう日本のものではない。白昼夢の無菌室で生まれたかのようなイノセンスを携えたサウンドを、ここまで完璧に鳴らすことができるのは今の日本では彼らくらいしかいないだろう。日本人好みなメランコリック且つキャッチーなサウンドはもっと広いフィールドで聴かれて然るべきだ。(山元 翔一)
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60年代的なサイケデリアが、MGMTやFLEET FOXESといったUSバンドたちによってモダンに蘇生されたのが、00年代の後半。あの時期、USシーンにおいて"逃避"はひとつのキーワードだった。そして今、ここ日本で、この神戸のThe fin.や京都のHAPPYといったバンドたちがMGMTやWASHED OUT等の遺伝子を吸収したサイケデリックなシンセ・ポップを鳴らし始めていることは、とても興味深い。今の日本の若者たちもまた、現実から1歩外にはみ出すためのサイケデリックな音を求めているのかもしれない。東京インディーにおけるシティ・ポップ再興も、それに通じる部分がある。そのぐらい、今の僕らにとってこの現実は重苦し過ぎるのだろう。このThe fin.によるあまりに甘美でメランコリックなシンセの音を聴いていると、特にそう思う。(天野 史彬)
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おとぎ話が、本気で覚醒したのではないだろうか。有馬のポップなメロディ・センスと歌詞世界を、しっかりとオルタナティヴ・ロックとして具現化している。一つ一つの楽曲の完成度の高さ、アイデアの豊富さ。そして、それを日本語でしっかりと「届ける」ことができる歌心。インタビューでは、「妖精」について「DINASOUR Jr. みたいにやろうとしたけど、出来なかった」と笑い「出来なかったが、まったく独自の音になった」と確信的に言う有馬。そう、ここでは一つ一つの音が、確信的に鳴っている。何となく、洋楽ロックのリスナーに避けられがちな位置にいる気もするが、そういう人にこそ聴いてもらいたい。くだらない物言いだけど、おとぎ話がUSインディから出てきていたら、もっと売れているはずだもの。(佐々木 健治)