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おとぎ話 (47)
- 2024.09.27
- おとぎ話 × NOT WONK、11/10渋谷WWW Xにてツーマン決定
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"涙を拭きなよ男の子 下向いてる場合じゃないんだぜ"――かつておとぎ話は1stアルバム『SALE!』の中でこのように歌った。あれから7年以上の時が経ちリリースされる『CULTURE CLUB』は、これまでの愛と戦いの日々を音楽にした、おとぎ話の最重要作品だ。ここまでの道のりは、決して無難なものでも順風満帆なものでもなかった。だからこそ、もはやロックやオルタナやフォークの範疇では捉えきれない「光の涙」と「COSMOS」の懐かしさを掴まえたメロディと優しく力強い言葉は、泥まみれで光り輝き、胸を締め付ける。"おとぎ話"という言葉をそのまま音楽にしたような彼らの音楽には"音楽の魔法"が宿っている。それはこれまでずっと変わることのなかった、僕たちとおとぎ話の愛の魔法だ。(山元 翔一)
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おとぎ話が、本気で覚醒したのではないだろうか。有馬のポップなメロディ・センスと歌詞世界を、しっかりとオルタナティヴ・ロックとして具現化している。一つ一つの楽曲の完成度の高さ、アイデアの豊富さ。そして、それを日本語でしっかりと「届ける」ことができる歌心。インタビューでは、「妖精」について「DINASOUR Jr. みたいにやろうとしたけど、出来なかった」と笑い「出来なかったが、まったく独自の音になった」と確信的に言う有馬。そう、ここでは一つ一つの音が、確信的に鳴っている。何となく、洋楽ロックのリスナーに避けられがちな位置にいる気もするが、そういう人にこそ聴いてもらいたい。くだらない物言いだけど、おとぎ話がUSインディから出てきていたら、もっと売れているはずだもの。(佐々木 健治)
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