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"阿蘇ロックフェスティバル FIRE 2023"、9/30-10/1開催決定。出演アーティスト第1弾でキュウソネコカミ、スチャダラパー、小泉今日子、Cocco発表
2023.05.01 17:00
"阿蘇ロックフェスティバル FIRE 2023"が、9月30日、10月1日に開催されることが決定した。"阿蘇ロックフェスティバル"発起人 泉谷しげる勇退後、初開催となる。
出演アーティスト第1弾として、小泉今日子、Cocco、スチャダラパー、キュウソネコカミが発表された。
"阿蘇ロックフェスティバル"は、音楽だけでなく"体験"をテーマに考え、名称に"FIRE"を追加。"火の国熊本"を文字通り体感できるイベントにしていくという。会場内のキャンプ・サイトも広がり、バイクと一緒に泊まれるサイトやキャンパーのための夜のステージも増設される。
さらに、キャンプ・グッズのレンタルや手ぶらで楽しめる"手ぶらでキャンプ"が今年も実施。温泉行きのバスの運行も予定されている。
なお、一般販売価格より20パーセント割引のグッズ付きチケット(2日通し券のみ)は、5月10日から抽選予約が開始される。
今後、新たなラインナップの発表以外にも、九州各地からのツアー・バスや、今年の7月に全線開通する南阿蘇鉄道駅からのシャトル・バス、夜のステージの内容、会場内の体験コンテンツ、お楽しみの飲食出店者紹介など随時発表される予定。詳細はオフィシャル・サイトをチェックしよう。
▼イベント情報
"阿蘇ロックフェスティバル FIRE 2023"
9月30日(土)、10月1日(日)熊本県野外劇場アスペクタ
※雨天決行/荒天中止
[チケット]
■一般販売チケット
・2日通し入場券 ¥17,000
・1日入場券 ¥9,000
・サンシェードテント券 サンシェードテントエリア利用券 ¥1,000
■【最早割】グッズ付き先行チケット(抽選) ※一般販売より約20%割引
・グッズ付き2日通し券:¥13,000
・グッズ付き2日通し券+駐車券:¥21,000
・グッズ付き2日通し券+キャンプ券:¥16,500
・グッズ付き2日通し券+キャンプ券+駐車券:¥24,500
・グッズ付き2日通し券+バイクとキャンプ券:¥18,000
グッズ付き先行チケット受付:5月10日(水)~5月21日(日)
https://eplus.jp/asorockfes/
公式HP:https://aso-rockfes.com/
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曲の幕開けを告げる、琉球音楽のメロディから強烈に心に突き刺さる。この人の声はやっぱり、一聴でCoccoだと認識させるインパクトを持っている。その唯一無味な個性を支えるのは、5thアルバム『ザンサイアン』以来4年ぶりとなる根岸孝旨との共同作業で作り上げたバンドサウンド。"生まり島 忘れんなよ 踊れ踊れ 輪になれー"。日々の喧騒の中で忘れがちになってしまう、自分の出自。家族、故郷、大切な人や心の在りかた・・・。あなたが生まれた原点は、どこにある?そんなメッセージも汲みとらせるスピリチュアルなリリックを、人間の本能に訴えかけるエネルギーに満ち満ちた強靭な音色が伝える。カップリング「やぎの散歩」は、若干14才の映画監督・中村颯悟作品『やぎの冒険』への書き下ろし楽曲。(道明 利友)
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雑誌「パピルス」にて連載されていたエッセイに、書き下ろしエッセイなどを加えた最新エッセイ集『Coccoさんの台所』から生まれた4曲を収録した、1年10ヶ月ぶりの最新作。春夏秋冬、それぞれの季節への想いを歌った4 曲で四季を表現している。「絹ずれ」は、ダイナミックなロック・サウンド、「the end of Summer」は全英詞で夏の終わりの切なさを静かに歌う。「バイバイパンプキンパイ」では、オーガニックなアコースティック・サウンドに合わせ、前向きな歌詞を歌う。そして、美しいサウンド・スケープを見せる「愛について」でしめくくる。Coccoらしい深く自分を抉り出すような歌詞を散りばめながらも、柔らかく、ポジティヴなフィーリングが特徴的な楽曲集となっている。(佐々木 健治)
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10年前、"ビクター"への所属を発表し、当時の音楽シーンを揶揄した「ビビった」では"メジャーに行って1、2年で消えるバンド多過ぎクソワロタ"なんて歌っていたキュウソも、メジャー・デビュー10周年。随所に出てくる同曲へのセルフ・オマージュに思わずニヤリとしながらも、共に歩んできたファンへ向けたやけに素直な歌詞にうるっとくる「ネコカミたい」を筆頭に10曲が収録された。世相を斬る「わや」や「正義マン」の秀逸な皮肉には痺れるが、「一喜一憂」や「やってみようぜヒーロー」の心を救うような温かなポジティヴィティも印象的。同棲相手やペットとの別れの描き方もあまりにまっすぐだ。鋭い着眼点はそのままに、ひねくれたシニカルさよりも大切なものへの愛が際立つ。(中尾 佳奈)
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前作『ハリネズミズム』と一対のミニ・アルバムとなる今作。オープニングを飾る「3minutes」はこの時代ならではな"三密"をテーマにしており、どんな状況でもプラスに転換して音楽を続けていく確固たる意志を感じる。バンド結成10周年を迎えた2020年はライヴが思うようにできない歯痒さがあったと思うが、それをサウンドで跳ね返すようなキュウソ節が鳴り響く。また、情報が溢れるインターネット社会に喝を入れる、オカザワ カズマ(Gt)プロデュースの「囚」や、センチメンタルなメロディが印象的なカワクボ タクロウ(Ba)作詞/プロデュースのミドル・ナンバー「薄皮」も収録。"挑戦"と"実験"を絶やさず、バンドのスケールを拡大させ続ける彼らに2021年も期待をせずにはいられない。(伊藤 美咲)
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結成10周年&ねずみ年という、キュウソにとってWメモリアル・イヤーの幕開けとなる1枚が到着した。今作には新曲に加え、現在は手に入らない1stデモ収録のレアな2曲の再録版も収録。"10年経っても世界は継続"(「適当には生きていけない」)という言葉の重みが増しているものの、スピリットは当時のままであることを示している。そしてリード曲「冷めない夢」からは、彼らにとっての冷めない夢が"キュウソネコカミ"なのだろうと実感。この曲をラストに置くことは、どうしても周囲と比べてしまいがちなSNS世代の心を震わせることに奏功するだろう。今年は"SXSW"出演も発表されているが、ジャケットのハリネズミのように、バチバチと火花を散らし、アメリカでの刺激と戦う姿が目に浮かぶ。(稲垣 遥)
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愚直に自らを振り返り、キュウソというバンドの生き様を曝け出した前シングルの2曲や、"クボタ LOVE米プロジェクト"への書き下ろし曲「米米米米」を含む新アルバム。お馴染みの"こういう人いるよね"とディスを吐くナンバーもあるが、変拍子も挟むスタイリッシュな音像の「遊泳」、青春パンク感のある「真面目に」などは、サウンド面ではキーボードの使い方がこれまでとは違って新鮮でありつつ、歌詞の方はヤマサキセイヤ(Vo/Gt)個人の心の内を映す叫びにも聴こえて、より血が滾った要素が増えていると感じた。その流れを汲むと「推しのいる生活」も"推される"側のバンドマンからのメッセージにも聴こえてくる。リアリティの路線が少しずつ変わってきている過渡期の作品ではないだろうか。(稲垣 遥)
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新曲発表のたびに、今回は世の中のどこに焦点を当てて噛みつくのだろう、と思うのもキュウソの魅力のひとつだが、この新作はこれまでとはひと味違う一面が窺えるものだった。アニメ"メジャーセカンド"OP曲の「越えていけ」は、世の中に噛みつくのではなく、自分自身と戦い今の自分を"越えていこう"という、かつてないほどにシンプルな応援歌。そして「The band」では、"楽しさだけ"を求められることが多いキュウソというロック・バンドの生き様をその鋭い目線から描いている。過去最高にストレートにバンドの苦悩や本当にやりたいことを曝け出すからこそ、真に迫る凄まじさがそこにある。5人と"リアルタイムで出会えた"からこそ、彼らの音楽に笑った人は今こそ共に"楽しい"の先へ行くときだ。(稲垣 遥)
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すっかり邦ロック・シーンに欠かせない存在となったキュウソの新作。これまで数々のエッジーでダンサブルな楽曲に不平不満を乗せてボヤき散らしてきた彼らだが、まだまだ言いたいことは収まらず、今作では"詐欺写真"、"メンヘラ"、"おじさん好き女子"などに現実を突きつける。そんななか、ぽつりと収録されていた「TOSHI-LOWさん」には笑ってしまった(もちろんあの"鬼"への愛が込められた楽曲)。だが、ただ現代を俯瞰的に面白おかしく皮肉るだけではなく、「5RATS」、「わかってんだよ」では彼らの中に今沸々と湧く闘争心や野心をむき出しにする。結成から8年、"バズらせ系バンド"先駆者として邦ロック界における確固たる地位を築いてきたと言えるキュウソ。5人が目指す、さらなる高みに期待。(稲垣 遥)
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"2ndフル・アルバム『大事なお知らせ』をブラッシュアップさせたもの"というコンセプトで作られた今作は、この3年でバンドがスキル・アップし、許容範囲が拡大したことを感じさせる。エッジーなギターとシンセが疾走する"THEキュウソ"な楽曲はもちろん、キュートで人懐っこいリフも印象的な「NEKOSAMA」、ピアノの音色とエフェクティヴなギターが和メロを引き立てる「春になっても」など、フル・アルバムだからこそ収録できる楽曲の存在は作中で大きなアクセントだ。歌詞も単なるディスではなく、成長や味わいを感じさせるものが多いが、「ヤブ医者」は"うるせぇバーカ!!"と初期のように全力で不平不満をまき散らす。今も過去も全部詰めこんだエネルギッシュな作品、非常に痛快だ。(沖 さやこ)
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今年1月24日のライヴを早くも映像化。成長期真っ盛りなバンドの記録をリアルタイムなものにするために極短スパンでリリースする必要があったのだろう。この作品は言うなれば成長痛の記録だ。フロアの人波に揉まれるスタッフ目線やクレーン・カメラによるカットなど、20台超のカメラによる映像は会場の熱狂をダイナミックに映し出すと同時に、葛藤の最中でもがくバンドの姿をも浮き彫りにした。"楽しみながら多くの人を巻き込んでいきたい""でもファン全員に楽しんでもらうためにはやりたい放題では済まない"――つんざくような葛藤の中から手を伸ばし、キュウソは如何にして歓喜を掴んでいくのか。どんなエンターテインメントを描いていくのか。泣き笑いに満ちた過程の熱さがヒシヒシと伝わってくる。(蜂須賀 ちなみ)
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前作『10代で出したかった』が一部のインディー・ロック好きの間で話題になり、最近ではライヴの動員も急上昇中。共感できるような気もするし、そんなこともないような、知らんがなとツッコミたくなるような歌詞とやたらとキャッチーなダンス・ロック、衝撃的なライヴ・パフォーマンスで今やネクスト・ブレイカーの一角に挙げられることも多い彼らの2ndアルバム。前作から曲の構成力は格段に増し、各パートの輪郭が顕著になり、メリハリのついたサウンドに悔しいけど体が揺れる。ツイン・ヴォーカルの必然性も一段と増し、しっかりとキャラクター分けができており、お互いが曲のアクセントとなっている。もっと、見るからにストイックに魂を削ってます感溢れるバンドが売れるシーンが望ましいのかもしれないが仕方ない、彼らは面白い。(伊藤 啓太)
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約束しよう、この音源を聴き終え、特に予定も無く街を歩いている時にふと"ヤーンキーこーわいー"と口ずさんでしまう事を。日本のインディー・ロック・シーンにありがちなダンス・ロック・サウンドと彼らは全く違う、彼らは段違いに"面白い"。コミカルな詞の世界観、凄まじい熱量でそれを体現するライヴ・パフォーマンス、そしてMC、全てが1つのエンターテイメントとなって笑えるのは間違いないのだが、彼らは決してコミック・バンドに収まらない音楽的IQの高さを持っている。全てが計算なのか偶然の産物なのかは正直わからない。しかし多様な音楽を吸収するというよりは貪り食っているかの如く超展開していく彼らの音が非凡であるという事は、このアルバムを聴いていただければ伝わるはずだ。(伊藤 啓太)