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Droog (37)
- 2018.05.06
- Droog、無期限活動休止を発表
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自主レーベル"TICK RECORDS(ティック レコーズ)"を立ち上げ、前作より約3年ぶりにリリースされるフル・アルバム。独立するにあたり、解散や改名まで考えたという、彼らにとって"原点奪還"の作品なだけあって、前作とはニュアンスの違う、キャッチーな王道ロックを聴くことができる。特にカタヤマヒロキ(Vo)の歌いまわしは大きく変貌した印象で、「終点」のこぶしを効かせた歌い方、「夜明け前」の熱唱しながらもどこか酔いどれ天使のような儚さが美しく、様々な表現で歌を届けようという意欲が伝わってくるはずだ。「TOKYO SUBMARINE」、「loser」など、豪快に楽曲を牽引する荒金祐太朗のギターも理屈抜きにロック・バンドの楽しさを教えてくれる。その楽しさの原動力となっている思いを聴くことができる表題曲の「命題」は強烈!(岡本 貴之)
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楽曲制作にあたり80年代、90年代の選りすぐりの洋楽ロックを聴きまくり作り上げたという、Droog初のシングル「In A Ghost World」。2ndアルバム『ぶっとびぱなし』のリリースから1年、スピード感やギラギラ感はそのまま持ちつつ、今作は今まで以上の圧倒的な解放感に包まれた会心のシングル曲となった。Droog流のパンク・アテチュードを見事に昇華させ、今までのDroogの常識を自らの手で打ち破る。「In A Ghost World」には"オバケ屋敷みたいな世界で、俺がどれだけリアルに叫べるのだろうか"という思いを込めたというカタヤマヒロキ(Vo)。Droogの叫びはどこまでも真っ直ぐに放たれ、何人もの心を射抜いていくこと間違いなしだ。(齋藤 日穂)
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今年2月にリリースしたファースト・ミニ・アルバムを引っ提げて全国各地のフェスやイベントを荒らし回った、大分は別府出身の10代4人組が、この秋早くもセカンド・ミニ・アルバムをリリースする。『Violence』というタイトル通り、殴るように掻き鳴らされる楽器たち。カタヤマヒロキのヴォーカルは、歌と言うよりシャウトである。彼の激情を表現するには、メロディーという枠は狭過ぎるのだろう。本能のままに暴れ回る汚れない音に圧倒され続け、気を抜けば完全に潰されてしまいそうなくらいだ。若者をゆとり世代と揶揄する大人や、歪みすぎて元に戻れない狂った世界に、一石を投じるどころか隕石を落とすようなとんでもない破壊力が炸裂する全5曲。生半可な気持ちで聴くのは危険です。(沖 さやこ)