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Japanese
勇猛果敢に打ちつけられるキックの音と覚醒感のあるメロディに、バンドが本来的に持つスケールの大きさを感じさせる円盤流ダンス・ポップ「ELMER」。紅一点の城明日香(Gl/Cho)がメイン・ヴォーカルをとるメロウで端正なミディアム・チューン「言えないよ」。モータウン風の軽快に跳ねるビートに胸が躍る「リトルシンガー」など、前作『PASTEL』の瑞々しさと無邪気さはそのままに、より普遍的なソングライティングの妙と音楽的含蓄の深さを見せつける2ndミニ・アルバム。歌詞に自身の内面や音楽そのものに対する言及が多いのは、この先も音楽と共に生きる、その覚悟の表れだろう。ただのインディー・ロック・バンドでは終わらない、"あの娘のお気に入り"の座を虎視眈々と狙う若き6人組のポップ革命宣言。その狼煙。
仲間たちと音を鳴らす、その瞬間の喜びが詰まっている。しかし、その喜びは長くは続かない。夜が明けたら僕らは、それぞれがひとりぼっちのベッドルームへと戻っていく。その切なさも刻まれている。歌詞に描かれるのは出会い、すれ違う僕らの毎日。曲の主人公は常に他者への想いに駆られながら、ハートブレイクし続ける日々を、それでも愛おしく抱きしめる。これはまるで、LOS CAMPESINOS!をバックに歌う小沢健二。ガチャガチャしたオルタナ・サウンドはキュートで、楽しげで、時にサイケデリック。聴くだけで自分の生をすべて肯定してやりたくなるような音楽があるが、この20代前半の6人組が鳴らすのは、まさにそんな音楽だ。ここにあるのは、終わらない手紙を書き続けるような、祈り。2014年最後にして最高の出会い。
自分の好きなことを好きだって言えれば、それでいいじゃん
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