JavaScript を有効にしてご利用下さい.
Japanese
"DOG tour 2023" 6月16日(金)千葉LOOK OPEN 18:30 / START 19:00 w/ 3markets[ ]
"この人の歌には嘘がない"と聞くことがあるが、3markets[ ]ほどそれを体現しているバンドはいない。すべてを曝け出して生々しいのは詞だけでなく、音に関してもそうで、Track.1「拝啓、1メートル。」でカザマタカフミ(Vo/Gt)が第一声を発する瞬間から、ライヴハウスにトリップさせてくれるような緊張感を醸し出している。元メンバーへの思いを吐き出す「メンヘラ女とクソ男」などで痛々しいほどの鋭利な毒を撒き散らしつつ、サウンド面では明るさを見せるという変化も。前作より盟友 篠塚将行(それでも世界が続くなら/Vo/Gt)が代表を務めるレーベルへ移籍し、確固たる居場所を見つけたことも影響しているのだろうか。他のバンドには歌えないことを歌う彼らなりのまっすぐな恋の歌「底辺の恋」にも新境地が窺える。
プロデューサーに盟友 篠塚将行(それでも世界が続くなら/Vo/Gt)を迎えた、3markets[ ]の1stアルバム。八方塞がりだったというバンドが助けを求めた篠塚が今作で行ったのは、"プロデュースする"ことよりもリアルなバンド像を引き出すこと。自意識過剰なくらい考えすぎで、もがきまくったり、疲弊感に自虐的にもなったりする姿も赤裸々に描き、叫ぶ生傷だらけの歌をヒリヒリとしたままパッケージした。USインディー・ロック的な、変則ビートやアンサンブルの絡みを従事したギター・サウンド、生々しく迸るエモーションやドライヴ感など、彼らの呼吸の荒々しさをポイントにして収録。何かを求めてひた走り音に綴る、その"何か"をここに残そうとしたアルバム。それだけにとてつもなく鋭利だ。
普通、思っていても口にしない感情や、必死に取り繕って隠すような事柄を容赦なく歌にしてきたスリマ。その極端に不器用な生き様で、バンド・シーンにおけるアンチヒーロー的な地位を確立しつつある彼らの名作がまた誕生した。プロデュースは、それでも世界が続くならの篠塚将行が担当。カザマタカフミ(Gt/Vo)が自身の彼女に"私の曲を書いて"と言われた際の実話を綴った表題曲では、リリース発表時に"バンドマンと付き合うと全部曲にされるんだぞ"とコメントしていたとおり、ループする哀愁を帯びたリフに乗せ、リアルなエピソードを淡々と告白している。彼女に対する本音と、繰り返される"ごめんね"の言葉。そして最後にカザマは心のリミッターを外し、号泣するように歌う。共感というよりは、彼の恋愛ドキュメンタリーに感情が揺さぶられる1曲だ。
初のZeppワンマンはソールド・アウト、名だたる大型フェスに引っ張りだこと、ロック・シーンのど真ん中を突き進むシンガーズハイの新作は、アニメ主題歌を含む6曲入り。1曲目「STRAIGHT FLUSH」からボルテージMAXで、近年のギター・ソロ不要論に真っ向から立ち向かうようなアグレッシヴなギターが刺さる。続くバラード「紫」での立ち回りも素晴らしい。耳を劈くようなハイトーン・ヴォイスが魅力だが、それを抑えたメロウなナンバー「SENTI」はまさに新境地。軽やかに歌い上げられた内省的な歌詞が沁みる。最後はストレートに放つ"愛している"が印象的な爽やかな1曲「エイトビート」。本楽曲、そしてこのアルバムを締めくくる"やっと歌にできた"という言葉からも窺える、ひと皮むけたバンドの新フェーズを感じさせる1枚だ。
昨年6月に配信リリースした「ノールス」がSNSで話題を集め、急速に注目度を上げているシンガーズハイの新EP。リード・トラック「Kid」は、耳に残るイントロのリード・ギターと内山ショートのハイトーン・ヴォイスが光るナンバー。"自称"バンド好きへの皮肉が抜群に効いている歌詞がなんとも爽快だ。疾走感があって曲名通り少し危なっかしい雰囲気の「飛んで火に入る夏の俺」や、一変して落ち着いた曲調で人間味のある失恋ソング「Soft」など全5曲を収録。ギター・ソロへのこだわりが伝わるサウンドはぜひともライヴで聴いてみたいし、日常を切り取って彼らの世界観で綴るリアルな歌詞に共感してしまうような節もある。技術や歌詞に音楽への愛が散りばめられたこの作品は、ロック・ファンに刺さること間違いなし。
2020年結成の4ピース・バンドが、KOGA RECORDSより初の全国流通盤をリリース。最初に飛び込んでくるのは、内山ショートのハイトーン・ヴォイス。hihiAまでを地声で張り上げる鋭い声はインパクト大だが、"口ずさめるリフ"を志向するリード・ギターも同じくらい存在感抜群。また、リズム隊の手捌きにも工夫が感じられる。"初期衝動をパッケージした"と形容したくなるサウンドだが、歌詞の描写に寄り添ったアレンジが施されていたりと、衝動のひと言では片づけられない構築力も垣間見える。ロック・バンド・ファンの心を突き動かす熱い魅力、まだ若いバンドならではのピュアさを持ちながらも、どこか冷静な視点をも感じさせる、稀有なニューカマーの登場だ。
盟友とのタッグが引き出した、ロック・バンドのリアリティ『それでもバンドが続くなら』完成
KOGA RECORDS発のルーキー・バンドが初登場! 若き4人が追い求める理想の"ギター・ロック"とは
2018.01.12 @吉祥寺Planet K
Show More
Skream! 2024年09月号
Hakubi 片桐の"ひと折りごと"
SPRISEによる幸福論
the paddles柄須賀皇司の“おかんの口から生まれました”
ネクライトーキーのぐだぐだ毎日
ビレッジマンズストア 水野ギイの“家、帰っていいですか?”
Laughing Hick ホリウチコウタの能ある君は僕を隠す
Lucky Kilimanjaro maotakiの"一食入魂"
Academic BANANA 齋藤知輝の"大切なことはすべてラブソングが教えてくれた。"
フィルフリーク 広瀬とうきの 『サウナフリーク』
月蝕會議エンドウ.の"月蝕會議室24時"
"SPARK!!SOUND!!SHOW!! チヨの部屋"
GANG PARADE ユメノユアの"ROCK ON!#YuaPlaying"
挫・人間 下川リヲの“モノホンプレーヤーになれねえ”
cinema staff 「萌えもemo」
フクザワさんによるあの曲のイメージイラスト