ふたり組ではあるが、信頼の置ける音楽仲間と奏でた曲たちは、しなやかで鮮やかで、恐ろしく強靭なバンド・サウンド。"やりたいことを形にしていったらSHAKALABBITSの続きになった"と話すUqui(Vo)の言葉通りというか。やりたいことが詰まったカラフルな新曲に、シャカ時代に作った曲をブラッシュアップさせたというロック・ナンバー、盟友 REI MASTROGIOVANNIが書き下ろした心躍るスカもあって、鋭い嗅覚と抜群のセンスを駆使しつつ完成したアルバムは、実にフラットで潔い、一番憎たらしいやつです。全曲に貫かれたシャカを愛してくれた人への感謝。右往左往しつつ、見上げた月に手を伸ばして前だけを見て突っ走るMuvidatの姿。すべてが愛おしい。めちゃくちゃかっこいい。