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INTERVIEW

Japanese

"7秒とロック" 座談会

 

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A11YOURDAYS,:SOGYON(Vo)
Charles:池田 光(Vo/Gt)
マッシュとアネモネ:もちこ(Vo/Gt)
とけた電球:岩瀬 賢明(Vo/Gt)
サブカル女子に好かれる男bot
下北沢ReG:鈴木 しんや
インタビュアー:三木 あゆみ Photo by かねしろあんり

-A11YOURDAYS,、マッシュとアネモネ、Charlesは7月に行われた下北沢LIVEHOLICと下北沢ReGによる共催イベント"SHIMOKITA GOAT"にも出演されていましたよね。

鈴木:そうですね。あのイベントも歌モノ・ロックのイベントとしてやってるのですが、本当にシンプルに自分が好きなバンドだから"SHIMOKITA GOAT"にも呼んだし、今回の"7秒とロック"にも呼んでいるという。サブカルちゃんみたいにいいことは言えないですけど(笑)。仕事っぽくなりますが、しっかりと動員もあるし、好きなバンドだしっていう感じですね。

-また、6月に行われたマッシュとアネモネのレコ発ライヴ("羊の飼い方 リリースパーティー in 東京")にCharlesが出演していたり、Charlesの企画ライヴ("Charles presents「The Beginning」~Charles 復活祭~")にとけた電球が出ていたりなど、みなさんそれぞれ対バンされたことがあるそうですが、出演者のみなさんも、お互いの印象など教えていただけますか?

SOGYON:3月に、とけた電球の渋谷TSUTAYA O-WESTでのワンマン・ライヴ("『STAY REMEMBER』リリース記念ワンマンライブ「想いがハジケル3秒前」")を観にいったんですけど......もうね、3秒もいらない。ぜひみなさんに観てほしいバンドだなって思います。むっちゃいい。うまく言えないけど、すごくいいです。

岩瀬:ありがとう。嬉しい。

池田:なんか、憎たらしいですよね。

鈴木:あー、それはあるね。

池田:その憎たらしさがステージでの魅力になっているというか。腹立つ(笑)。

岩瀬:良かった。俺ステージに立ってて。立ってなかったらただの憎たらしいやつじゃん。

SOGYON:いやでも、マジで岩瀬ってイケメンなんだなって思いました。

岩瀬:それ普段から思ってくれてたほうがいいけど(笑)。

池田:サブカルちゃん的に岩瀬はイケメンですか?

サブカル:イ、イケメンです!

岩瀬:その感じ、思ってないじゃないですか。なら今すぐbotに載せてください。

一同:(笑)

-(笑)では、そんな岩瀬さんはA11YOURDAYS,についてどう思っていますか?

岩瀬:SOGYON君は本当に歌が上手なんですよね。よくTwitterに投稿している動画とか観てるんですけど、本当に上手いです。最近の全部アカペラでやるやつとか、結構チェックしてますよ。やっぱり歌が上手いっていうのは歌モノで大事ですからね。すごくいいなと思います。

SOGYON:ありがとう。こういうのって照れるんだね(笑)。

-もちこさんはCharlesと対バンされたとのことですが、どんな印象がありますか?

もちこ:初めて観たときは、めちゃめちゃポップだなと思って。でも、ポップだけど演奏もアレンジもしっかりしているなと感じました。しかもヴォーカルが、ひとりではなく"メンバー全員で"って感じが強くて、そういうステージングもすごく好きなので、尊敬してます。

-反対に、池田さんはマッシュとアネモネについてどう思いますか?

池田:異彩を放つヴォーカルだなっていうのが第一印象でした。声も独特だし、映像からもその感じが伝わってきて、生で観るのを楽しみにしてたんですよ。で、生で観させていただいたときに、何色かわからないけど、光が射している感じがして。まさに"異彩"というか。本当に天才少女感がすごくあります。かっこいいなって。

SOGYON:弾き語りを観にいったことがあるんだけど、そのときもすごかった。その場の雰囲気をガラッと変える感じが。

もちこ:そんなことないですよ......なんかすみません。

一同:(笑)

-でも本当に人を惹きつける魅力がありますよね。今日集まっていただいたみなさんは本当に素敵なバンドだと思いますし、それこそ"7秒とロック"に出るバンドは個人的に観たいバンドばかりです。気になっているバンド、注目のバンドはいたりしますか?

SOGYON:大阪から来るNovelbrightっていうバンドは仲良くしているんですけど、最近すごく乗っているので、観てほしいなっていうのはありますね。

岩瀬:僕はWALTZMOREですかね。ヴォーカルの(こうのいけ)はるかってやつがすごく好きで。かわいいんですよ、男なんですけど。Twitterでダメな部分とかも出してるんですけど、音楽はポップでシティ感のあるかっこいい感じのことをやってて。人間性とかいろいろ含めて好きなんですよね。あとは、いつかのネモフィラ。圧倒的に歌が上手い。声に心がこもっているのが本当に伝わってくるんですよ。素晴らしいバンドなので、楽しみにしてます。

池田:マジでいい歌を歌うよな。僕もいつかのネモフィラって言おうとしたら岩瀬に言われてしまいました。なんならWALTZMOREも......。そしたら、YUMEGIWA GIRL FRIENDとかはこの前観て、すごくかっこ良かったですね。演奏と曲の感じもすごく好きなので、たぶん観にいくと思います。CRAZY VODKA TONICもかっこいいですよね。ギター・ヴォーカルの(池上)優人君が引っ張っていく感じが。

もちこ:私はAbsolute areaですね。高校のときから知っているんですけど、周りにも好きな人が多くて。かっこいいことをやり続けているところが大好きなので、楽しみです。

池田:今回の"7秒とロック"は、きっちりとジャンルが絞られているので、どのバンドが好きなお客さんでも、アーティストで選ぶっていう方法だけじゃなくて、どこかの箱にポンって入っても、楽しめるラインナップだなぁって思います。演者としても楽しく回れそうなイベントですね。

-実行委員のおふたりは、どんなところが"7秒とロック"ならではの魅力だと感じますか。

鈴木:そうですね、まさに今言ってもらった通り、ジャンルを絞ってやるっていうのが今回のコンセプトで、そのために会場もそんなに増やさずに4つでやっていて。僕は男なので、サブカルちゃんに相談して、客層として多いであろう女性のお客さんがしっかりと、どのバンドも観たいと思えるものを集めようというところは重視しています。そこがまさに、ほかのイベントにはない魅力だと思いますね。"どこに行っても、あなたの好きなバンドが絶対出てるよ"っていうものにできたらいいなと考えています。

サブカル:今回はお客さん目線に立って、ヴィジュアル面に関しても結構こだわっていて。メイン・ヴィジュアルにフィルムの写真を使ったり、Twitterでのチェキのプレゼント・キャンペーンのようにお客さんに楽しんでいただける企画をやったりもしています。そういうところも魅力かなと思いますね。

-今回の"7秒とロック"のコンセプトは"歌モノ"ですが、みなさんは"歌モノ"の魅力はどんなところにあると思いますか?

SOGYON:歌モノのバンドって、普通のロックとは少し違うじゃないですか。歌をしっかり届けるというか、楽しい部分もありつつ、ちゃんと感動させる要素があって。曲にあるドラマをお客さんに伝えていけるというところが歌モノのいいところだと思うし、他のジャンルとの違いかなと思います。

岩瀬:僕は心がしんどいときに曲を聴くとか、あんまりないんですけど、ただふとした瞬間、例えば帰り道とかに、ひとりでエモくなっちゃうときあるじゃないですか。"夕焼けがきれいで、俺電車で帰ってる。なんかちょっとかっけぇ"みたいな。ひとりで歩こうかなみたいな。

池田:わかる。雨に濡れて浸って帰りたいみたいなのあるよね。

SOGYON:ないない(笑)。

鈴木:今のところないな(笑)。

岩瀬:僕は結構リズムの音楽も好きなんですけど、そういうひとりになりたいときに寄り添ってくれるのは、どっちかというと歌モノなのかなって思います。歌詞に浸ったりできるじゃないですか。やっぱり歌詞をちゃんと聴けるっていうのは歌モノの特権じゃないかなと思うし、そういうところがいいなと。

池田:本当に岩瀬の言う通りだと思いますね。やっぱり歌モノは、歌心を伝える役目が大きいですよ。もちろんバンドによっては楽器の演奏やアレンジを聴いてほしいとかもあると思うんですけど、どうしても主役が歌になってくるジャンルだと思うので。歌詞を聴いて、歌に浸って、雨に濡れながら帰るみたいな(笑)。そこが歌モノの魅力だと思います。

鈴木:雨に濡れながらって、ほんとなのそれ(笑)。

池田:いや、ほんとにありますよ。雨に濡れるって言っても小雨です。失恋したタイミングで、その自分に酔うみたいな(笑)。

SOGYON:あーそれは共感できるわ。

-もちこさんはいかがですか?

もちこ:雨についてはちょっとわかんないですけど(笑)、曲を聴いて"酔う"みたいなのはわかるかもしれないです。あと歌モノって、聴いてる側が口ずさめるというか。それが一番すごいというわけではないですけど、一番伝わっていることがわかるのは、"口ずさめる"かどうかだと思うので、そういうところも魅力かなと思います。