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INTERVIEW

Japanese

夢みるアドレセンス×蒼山 幸子(ねごと)

2018年04月号掲載

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夢みるアドレセンス:荻野 可鈴 志田 友美 小林 れい 京佳 水無瀬 ゆき 山口 はのん 山下 彩耶
ねごと:蒼山 幸子(Vo/Key)
インタビュアー:高橋 美穂 Photo by 上溝恭香

-蒼山さんとしては、この対談が、感想をダイレクトに聞ける貴重な機会ですよね。

蒼山:そうですね。そもそも気に入っていただけるかどうか、って思っていたので、嬉しいです。

荻野:そんなそんな! 京佳も、夢アドで一番好きな曲って言っていました。

蒼山:ほんと!? 嬉しい!

京佳:メロディも、かわいいんですけどかっこいいんです。新しいなぁと思ったし。歌詞も、めっちゃ好きです。"スカートを直した/みっともなくたって/立っているわ"とか。

山下:私も歌詞が好きですね。水無瀬ちゃんと同じように、候補生のときの気持ちとシンクロするところがあって。"心が泣いても"とか。

荻野:彩耶が歌うと、16歳だから、ちょっと強がった、背伸びした女の子の雰囲気が出て、また素敵だなぁと思います。最後の"きれいに笑うの"は、彩耶が歌ってるんです。

蒼山:アイドルの世界ってすごいと思うんです。気持ちが強くないと、きっと生き残れないと思うんですね。ねごとの場合は、"音楽やろうよ"って組んだらたまたまメンバーが女の子だったような感じだったので、そういうところは自分にはないから、強気な女の子に対して憧れがあるんです。アイドルをやっていれば闘わなきゃいけないこともあるだろうし、そういうところで共鳴してもらえるような歌詞を書きたいと思っていたので、今みんなの話を聞いていたら、少なからずリンクして歌ってもらえたみたいで、嬉しいですね。歌うのは7人なので、ちょっとでも同じ気持ちになってもらえて良かったです。

-実際、アイドルをやるにはエネルギーがいりますか?

荻野:リアルなエネルギー、体力もいります。

志田:あと、心が強くないとやってけない。

荻野:夢アドやってて心が強くなったと思うけど、そんな私たちから見てても、候補生から上がってきたみんなは大変そうでした。

水無瀬:でも、「プラスチックガール」の歌詞で"甘くない夢がまた/足元をすくうけど/あなたが見てくれるなら/意地を張れる"ってあるとおり、ファンの方が見ていてくれるから、こっちも意地を張れたんです。

-じゃあ、この曲を歌って報われましたね。

水無瀬:そうですね(笑)。見ててくれたんだな! って。自分で自分を褒めているような気持ちになれました。

山口:あと、候補生は14人いたから、選ばれなかった子のためにも......(泣)。

荻野:ここで思い出し泣き!

-蒼山さんも、ねごとは10代限定ロック・フェス"閃光ライオット"(※ねごとは2008年に審査員特別賞を受賞)がきっかけでデビューしましたし、こうした夢アドの姿を見ていて、ガッツを思い出すところもあるんじゃないですか?

蒼山:でも、結成したときは、デビューはまったく考えていなかったんです。"閃光ライオット"も思い出作りで出たので、デビュー後の方が大変でしたね。音楽の力だけを信じていたので、それだけじゃ立ち向かえない壁もありましたし、サヴァイヴの精神は大事だと思います。そういう気持ちで「プラスチックガール」を書きましたし、そこに夢アドちゃんが共鳴して歌ってくれれば、曲も強くなっていくと思いますね。

-蒼山さんはコーラスでも参加されているんですよね。

蒼山:これは、デモのときに入れていた"プラスチックガール"っていうコーラスを、編曲のトオミヨウさんが"そのまま使いたい"って言ってくださったんです。

-だから、レコーディングはご挨拶だけだったんですね。

蒼山:そうです。結構、みんな終わっているタイミングだったんですけど。

荻野:最後の最後でしたね。雪の降ってる超寒い日だったんですよ! "寒いねぇ"、"頑張ってね!"って、お姉さんみたいに声を掛けていただきました。