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首藤義勝(KEYTALK)、川谷絵音、大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)、こやまたくや(ヤバイTシャツ屋さん)、オカモトショウ(OKAMOTO'S)、志磨遼平(ドレスコーズ)、真心ブラザーズ、MINMI、......まずは、楽曲提供した面々の名前に圧倒される。新進気鋭のロック・バンドのメンバーから実力派のアーティストまで、幅広く楽曲を提供してもらっているアイドルは、そうそういないのではないだろうか。そしてさらに面白いのは、これだけ個性の強い楽曲が揃っているにもかかわらず、どれも彼女たちが"夢アド色"に染め上げていること。ベスト・アルバムということで、これまでのリリースが総括されているが、それと同時に今作は、彼女たちの"ベスト"が尽くされた1枚だと思う。 (高橋 美穂)
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夢みるアドレセンス
メロンソーダ
新メンバーが加入し、7人体制となって2作目のシングル表題曲「メロンソーダ」は、夢アド史上最も王道と言っても過言でない、THEアイドル・チューンとなった。楽曲提供をしたのは、ハンブレッダーズのムツムロアキラ(Vo/Gt)。"ネバーエンディング思春期"を謳うハンブレッダーズと、夢みる"アドレセンス=思春期"というマッチングで、アイドルの前にひとりの女の子である7人の、甘酸っぱい青春や初々しい恋心を描いた曲だ。今回センターに抜擢されたのは、新加入の最年少メンバー、現在16歳の山下彩耶。曲に登場する女の子にもぴったりで、等身大の女子の気持ちを(ムツムロによる男子目線の妄想シチュエーションも込みで)可憐に歌っている。初のドラマ仕立てとなった、山下の本気の照れ満載のMVも必見。
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夢みるアドレセンス
桜
季節としてもグループとしても"始まりの春"を迎えてリリースされる『桜』......でありながら、ほんわかした曲調でも、しみじみした歌詞でもないあたりが夢アドらしい。"くるくる回って回って回る"と聴き手を巻き込むフレーズや、"白"と"赤"というメンバー・カラーが織り交ぜられたラップなど、歌詞、曲、アレンジ、振付、意味合いが幾重にも重なる複雑な構造。それでも、あくまで聴き心地がポップなのは、百戦錬磨の夢アドのセンスと、それを楽曲制作者のNAOTO(ORANGE RANGE/Gt)が理解していたが故だと思う。カップリングは、ねごとの蒼山幸子(Vo/Key)が作詞作曲を務めた「プラスチックガール」。キュートでアンニュイな曲調から、タフな夢アド像がリアルに浮かび上がってくる。
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首藤義勝(KEYTALK)、川谷絵音、大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)、こやまたくや(ヤバイTシャツ屋さん)、オカモトショウ(OKAMOTO'S)、志磨遼平(ドレスコーズ)、真心ブラザーズ、MINMI、......まずは、楽曲提供した面々の名前に圧倒される。新進気鋭のロック・バンドのメンバーから実力派のアーティストまで、幅広く楽曲を提供してもらっているアイドルは、そうそういないのではないだろうか。そしてさらに面白いのは、これだけ個性の強い楽曲が揃っているにもかかわらず、どれも彼女たちが"夢アド色"に染め上げていること。ベスト・アルバムということで、これまでのリリースが総括されているが、それと同時に今作は、彼女たちの"ベスト"が尽くされた1枚だと思う。