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INTERVIEW

Japanese

THE BACK HORN

2017年07月号掲載

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Member:山田 将司(Vo) 菅波 栄純(Gt)

Interviewer:石角 友香

来年の結成20周年に向けて、新しい風をどんどん入れているところです


-そういう意味では"試してるな"っていう感じがしたのは「導火線」(Track.2)かなと。曲が若いし、"なんで今、四つ打ち?"みたいな(笑)。

菅波:若いですか(笑)? なんか夏祭りみたいな曲にしたかったんですよね。「孤独を繋いで」はTHE BACK HORNとしての渾身の1曲で、真摯なメッセージの曲なので、「導火線」は正直いろいろ遊びました。

-いかにもTHE BACK HORNみたいなイントロで始まりつつも。

菅波:そう、おどろおどろしい(笑)。でも1回しか出てこないんです。他に何回も出てくるわけでもなく(笑)。

山田:レコーディング中も"なんだったんだあのイントロ"って(笑)。

菅波:常々みんなに言われてた(笑)。だから若干突っ込みながら聴いてほしい。

山田:最後まで行ってから"なんだったんだ? あれは"って(笑)。

-菅波さんの歌詞も若いというかフレッシュで。

菅波:自分には"青春引き出し"ってのがあるので(笑)。青春引き出しにこういう思い出とかいっぱい入ってるんじゃない? 初めて女子と待ち合わせして、学校の制服しか知らないのに、なんか浴衣姿の女子が来て"わぁ"っていう。

-歌詞はすごくわかる情景ですけど、それがわりと去年ぐらいまで若いバンドがやってたビートで展開するのが相当面白いなと。

菅波:そこまで考えてなかった(笑)。はっちゃけたい気持ちっていうのを素直に出したらこうなったという。

山田:イントロのあの部分はどういう意味でつけたのかな? と思って。もしかして導火線に火がついてジリジリ、爆発するまでのカウントダウンみたいなイメージで作ったのかな? と。

菅波:たしかに......。

-"たしかに"って(笑)。そして作詞したドラムの松田(晋二)さんは今日はいないですけど、3曲目の「夏の残像」の歌詞は松田節で。まぁ、この曲も夏テーマですね。

菅波:ですね。夏繋がりで。

-これは山田さんの曲ありきで?

山田:そうですね。去年の6月にファンクラブ・イベントがあったんですけど、そのときに公開曲作りをやったんです。ファンの方からのお悩み相談をもとにマツ(松田)が歌詞を書いて、マツから歌詞を受け取って家でアコギ1本で曲を作ってきて。当日ファンクラブ・イベント中に、他のメンバーに初めて曲を聴かせるんですよ。で、コード進行とかを教えて曲が展開されていくっていう公開曲作りをしたときにやっていた曲がこれですね。

-初めて聴いたときどうでした?

菅波:すごいいいなって思いましたけど、その場でコーラスを歌わされて。

山田:1回聴かせただけなんだけど、サビのとこがハモってなかった(笑)?

菅波:お客さんいるんで、あれはちょっと震えながら(笑)。震えたけど結構いけてた。

-そしてこの夏以降は、ライヴは5年ぶりの"FUJI ROCK FESTIVAL"出演を始め、6年ぶりの日比谷野音ワンマンなど、新鮮な展開が多いですね。

山田:そうですね。来年が結成20周年で、それに向けて今、徐々にもっともっと盛り上げていこうっていうんで、新鮮な風をどんどん入れたりしてるところですね。