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INTERVIEW

Japanese

ドラマチックアラスカ × ココロオークション

2016年05月号掲載

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ドラマチックアラスカ:ヒジカタ ナオト(Vo/Gt)
ココロオークション:粟子 真行(Vo/Gt)
インタビュアー:奥"ボウイ"昌史  Photo by はやしまこ(maco-j)

-3月で閉館してしまった京都の新風館で、最後にMVが撮れたのも思い出深いですよね。

ヒジカタ:それこそ、ココロオークションの「蝉時雨」(2014年リリースの3rdアルバム『七色のダイス』収録)のMVが大好きで、"俺らもあんなふうに撮りたい!"って同じ監督にお願いしたんです。しかも監督は京都の方なんで、京都のいいところをバッチリ押さえたMVに仕上がって。曲もMVも最高のものができたと思ってます。

粟子:逆に僕らは「ターニングデイ」(2015年リリースの1stシングル表題曲)のMVを、ドアラを撮った人にやってもらって、みたいな。

-本当にめちゃめちゃ影響し合ってますね。お互いにないものを持ってるという発言もありましたが、それぞれから見たバンドの武器とか旨味は何だと思います?

粟子:ドアラはすごく人懐っこいというか、歌い出した途端にみんなが"好き!"ってなる(笑)。あとは、リフが天才的やと思うんですよね。フレーズが鳴った瞬間に踊りたくなるというか、リズムも鋭くて、若さでは片づけられないカッコよさがある。

ヒジカタ:ココロオークションがというか、粟子くんがずーっとピュアなんですよ。本当に嘘のない歌を歌ってくれる。僕はカッコつけちゃったり、ちょっと大きい声で言っちゃったりすることもあるんですけど、ココロオークションにはまったくそれがないから。

粟子:嬉しい(照)。でも、ここまですごい迷ってたよ?

一同:(爆笑)

粟子:5年かかって、迷っていいんだ、迷ってよかったんだってわかった。それも言われて気づくんじゃなくて、自分でわかったのがすごくデカかったと思います。

-お互いに曲を書くうえでこだわっているところとか、重視しているところは?

粟子:"何回も口ずさみたくなるメロディ"ですね。結局、コードとメロディと歌詞が一緒に出てきた曲が1番強い。何気ない瞬間にふと降りてくるものがやっぱり残るんで。

ヒジカタ:僕はひらがな2文字の"うた"っていうイメージがあるんですけど、それにはメロディと歌詞がガシッと絡み合うところがないとダメだと思ってて。それがまだ分離してる感覚のままレコーディングには入れないんで、メロディと歌詞が"うた"になるまでは、絶対に曲作りを深めますね。

-それぞれにとって、次のステップに確実に繋がる音源ができましたね。

ヒジカタ:ココロオークションとツアーを回って、どこに行っても本当に待っててくれる人がいて。上手く言えないんですけど、みんなの気持ちがすごく嬉しくて、最近はMCでも想いが収まりきらなくて......。でも、そういうことをこれからも曲にしていくんだろうなって思いました。またライヴでいろいろと感じたことを、音楽にしたいと思ってます。

-やっぱりライヴから得る感情の波動がすごいんですね。

ヒジカタ:僕はライヴがなかったら死んじゃうと思います(笑)!

-それでは最後に、お互いにエールを送ってもらって終わりたいなと!

粟子:もうドアラには感謝しかないです。なんか本当に......ありがとう。一緒に頑張ろう、先に行きすぎんといてな(笑)。

ヒジカタ:エールじゃないやん(笑)! やっぱりツアーって身体的にも精神的にも大変で、そういうときに僕らはココロオークションの曲に励まされてきた。先輩らしいライヴでそうやって力をくれることもあるし、友達みたいにざっくばらんに話せることもあるし、これからもいい関係でいられたらなと思います!