PIGGY BANKS

INTERVIEW

Japanese

PIGGY BANKS

2016年04月号掲載

矢沢洋子

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Member：yoko（Vo） keme（Gt） akko（Ba）

Interviewer：岡本貴之

－Track.9「Rock'n'Roll Hearts」はakkoさんが作詞作曲していますが、ライヴではすでに演奏しているんですか？

akko：最近はちょっとやっていなかったんですけど、わりと最初の段階でできた曲で。活動当初はよくやっていましたね。

－バラードのTrack.10「Oct.」は意外な印象を受けました。

akko：これは私がチャレンジをしてみたくて。yokoがバラードを歌ったことがないって言っていたので。

yoko：いや、歌ったことはもちろんあるんですけど、いわゆる"ラヴ・バラード"みたいなものはなかったんです。

akko：あんまりyokoがバラードを歌っているイメージが私にもなかったので、そういう曲をやってみたらどう？って聞いてみたら、すごく興味があるって言っていたので。じゃあやってみようかなと思って作りました。

－今回は、ゲストとしてミッキー・カーチスさん（キャロルなどを手掛けた音楽プロデューサー）と坪倉唯子さん（B.B.クィーンズ）が参加されているということですが。

yoko：「CORONA」でコーラスに参加してくれていますね。ミッキーさんはブルース・ハープも吹いています。

keme：「タイムスリラー」にも唯子さんが入っています。

yoko：PIGGY BANKSというバンドをやるというときに、いろんな方が応援してくれるというか、何かあったときに力を貸してくれる方がすごくたくさんいるのでありがたいですね。

akko＆keme：うん、そうだね。

yoko：もともと3人が各々いろんな活動を行っていて、それぞれの場所でそれぞれの活動を見てくださったことから応援してもらっていると思うので、本当に嬉しく思っています。ただ、おんぶにだっこだと先輩方に悪いので、リリース・ツアーでどんどんスキルアップして、バンドとしてキュッと固まっていってかっこよくなりたいと思います。

－ミッキー・カーチスさんの参加は感慨深い音楽ファンも多いのではないでしょうか。

yoko：そうですね。実は、私もレコーディングのときに初めてお会いしたんです。やっぱりすごい方なので緊張もあったんですけど、私たちにふわっと自然に溶け込んできてくれて。会えて本当によかったです。

－エンジニアはベテランの山口州治さん（THE BLUE HEARTS、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTなどを手掛ける）が務めていらっしゃいますが、これはどなたの繋がりで実現したんでしょうか。

akko：私がGO!GO!7188ころからやってもらっていました。ミュージシャンなら一度は州治さんに録ってもらうべきだと私は思っているので。めっちゃ勉強になるんですよ。

keme：うん、本当に嬉しかったです。

akko：州治さんの場合は録り音が命なので、"え、これ本当に自分が弾いたベースなのかな？"って思うほどで。実際録ってもらったら"みんなそう思うだろうな"というマジックがあるんです。すごくかっこよくもなるし、だからこそダメなところもそのまま出ちゃうので、それが楽器を弾くうえでも勉強になります。なんせこんなゴリゴリな音ないでしょっていう（笑）。本当に全体的に最高だなって。

keme：「Funky Monkey Ladies」とか特にね。本当にゴリゴリだなって。

－今後はリリース・ツアーがありますが、4月17日（日）にはTHE MACKSHOW主催の"キャノンボール・フェスティバル2016 IN千葉"に出演するなど、独自の活動もありますね。

keme：独自の（笑）！でもそうですよね。

akko：あははははは！

keme：普通そういうイベントにはなかなか呼ばれないですもんね。

yoko：THE MACKSHOWさんとは下北沢 CLUB Queで開催したPIGGY BANKSの主催イベント"PIGGY NIGHT"の初回に出演していただいて、それまではきちんとお話させていただいたことがなかったんですけど、やはり通じるものもあるので。私は以前も"キャノンボール・フェス"に出演させていただいたことがあるんですけど、またご一緒できるので嬉しいです。

－ツアーでは若手ガールズ・バンドとの対バンもありますし、最近はガールズ・バンドの活躍が目覚ましいですが、そんな中でPIGGY BANKSはどんな存在になっていきたいですか？

akko：はい、とりあえず若い芽は潰しておこうかなと（笑）。

一同：ははははは！

akko：でもなんか、幅広くいろんなシーンのバンドと関わっていきたいなと思いますね。やっぱり刺激をもらってナンボというか、それで自分たちもより良くなっていきたいですし。

keme：うん、いろんなバンドとやりたいよね。

yoko：本当にいろんなジャンルの人と対バンしていきたいし、イベントにも呼んでいただきたいです。例えばアウェイなイベントがあったとしても、そんな中で"いつ観てもピギバンはピギバンだよね、かっこいいよね"と言われるようになりたいですね。