Japanese
The Winking Owl
2015年12月号掲載
Member:Luiza(Vo) Yoma(Gt) Ranmalu(Ba) KenT(Dr)
Interviewer:石角 友香
ルーマニアと日本をルーツに持つ女性ヴォーカリスト、Luizaとアメリカで"Warped Tour"の出演経験もあるソングライターでギタリストのYomaを軸とするエモ/ポスト・ハードコア・バンド、The Winking Owl。切ないメロディとアグレッシヴなサウンドの融合はJ-POPシーンすら射程距離に据える新世代のポピュラリティを持つ。
-まずはみなさんのバックボーンを聞いていきたいんですが、Yomaさんは"Warped Tour"の出演経験もあるという。それはUSのバンドですか?
Yoma:そうですね。当時留学していたアメリカの音楽学校を卒業後、ちょうどそのバンドがギターを募集してるっていうのを友人が教えてくれて。それでオーディションのような感じでスタジオで合わせて、"Warped Tour"でも実際に演奏することになったんです。
-でも帰国されて。それはどんなきっかけで?
Yoma:本当はずっとアメリカで音楽を続けたかったんですが、ビザの問題とかいろいろあって。あとはそのとき自分で立ち上げたバンドも上手くいってなかったというのもあり、ちょうどビザも切れるタイミングで"日本に帰ろうかな"って決めたんです。"Warped Tour"に出たバンドもメンバーとして誘ってもらったんですが、もう帰国することに決めてたんでそのバンドには残らず。
-でも"Warped Tour"には出演できたんですね。
Yoma:はい、ずっと好きで観に行ってた憧れのフェスだったんで、最後の最後で出演できて本当に嬉しかったです。
-その後、切り替えて日本でバンドを組もうと?
Yome:そうです。アメリカでやってたバンドも女性ヴォーカルだったんで、日本に帰ってきても方向性の近いバンドをやりたいなと思って。帰る何ヶ月か前からメンバーを探したりしてましたね。
-Luizaさんのバックボーンはどんな感じですか?
Luiza:好きなアーティストの曲を聴いて、家でそれを歌うっていう普通なやり方でやっていて。高校卒業したあとに音楽の専門学校に通ったんですけど半年で辞めてしまったんです。それで、地元に戻って1年間仕事をしてたんです。そのときは、音楽はやめようと諦めていたんですけど、やっぱり諦めきれずにもう一度、再チャレンジで東京のスクール的なものに入って勉強し始めたっていう感じです。
-歌うのが好きだなと思ったきっかけはなんだったんですか?
Luiza:自然にですね。ピアノが元から家においてあったので、遊びの延長で音を鳴らしてたりとか。楽譜がなかったときは流れていた曲を耳コピして弾いて遊んだりしてました。あとは好きなメロディが流れたらそれを真似して歌ったりしてましたね。
-私、勝手にLuizaさんに宇多田ヒカルさん的なものを感じました。
Luiza:まさに1番好きなアーティストですね。嬉しいです! かなり衝撃を受けました。
-Ranmaluさんは?
Ranmalu:僕は父親がバンドをやってて、気づいたときに家でロカビリーとかロックンロールが流れてて、ギターも飾ってあったんでそれに触って遊んだりして。父親のカセットテープのコレクションの中から勝手に聴いてたんですけど、SEX PISTOLSあたりのパンクを聴いたのが歪んだギターを初めて聴いた思い出で。そのときの衝撃がすごくて、"僕もギター、ジャーン!と鳴らしたい"って思って。その気持ちで自然にギター持って、中学ぐらいからバンド組んでずっとライヴハウスでやっていたって感じですね。
-いつからベースに転向されたんですか?
Ranmalu:ずっとギターをやってたんですけど、前のバンドが解散したときに地元に戻って。"バンドやりたいなぁ"と思ったんですけど、なかなかバンドが見つからずで。その1~2ヶ月後ぐらい他のバンドの人に"ベースやらないか?"って誘われて、そのとき初めてベース持ったんです。それからちょっと経ってからYomaさんに"ベースが辞めるんでサポートしてくれないか?"って言われて。本格的にベースを始めたのはこのバンドに加入したときなので3年前ぐらいの話ですね。
-KenTさんが加入したのは最近なんですね。しかも若いし。
KenT:今は18歳で、今年で19歳になります。ドラムを始めたのは9歳か10歳のときです。でも音楽自体はもう3~4歳のころから好きでした。ヒップホップとかそういうキッズ・ダンサーみたいのが流行っていた時期にダンスをやってたことがあって。5~6歳から10歳ぐらいまでダンスをやってて、そこからダンスがフェードアウトしてっちゃって(笑)。それくらいのタイミングでドラムをやり始めて。環境的には両親が地元でイベンターをやってたんで、ツアー・バンドだったり、地元のバンドを呼んでたんです。それも10年ぐらい前だったら、今雑誌とかに載ってるようなバンドが、全然有名じゃなかったころにツアーで来ていたのでいいミュージシャンを近くで観れる機会があって。だいたい僕もついていってて、ま、子供なんでみんな仲良くしてくれるんですよ。そうこうしてるうちにドラマーと仲良くなったらスティックもらったりとか、ギターやベースの人がピックくれたりとか(笑)。そういうのもありつつ、もともとダンスをやっていたのがたぶん大きいんだと思うんですけど、音楽を聴いているとリズムだったり身体で覚えるのでドラムやりたいなぁって思ったのが、ドラムを始めたきっかけですね。
LIVE INFO
- 2024.11.27
- 2024.11.28
- 2024.11.29
- 2024.11.30
- 2024.12.01
- 2024.12.02
- 2024.12.03
- 2024.12.04
- 2024.12.05
RELEASE INFO
- 2024.11.27
- 2024.12.04
- 2024.12.25
- 2025.01.08
- 2025.01.22
- 2025.03.28
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
ASP
Skream! 2024年09月号