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INTERVIEW

Overseas

PEACE

 

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Member:Harry Koisser(Vo/Gt) Dominic Boyce(Dr)

Interviewer:山口 智男


-どういうサウンドにしたいか定まっていなかったと言ったけど、今後は定めていきたい?

H:そうだな。サウンドは定まっていないけど、アルバムを1枚作ってみて、自分たちが曲を作るプロセスははっきりとわかった。だから、次のアルバムは1枚目よりももっと自分たちらしいものになるはずだよ。ただ、サウンドは自然の変化に任せようと思っているんだ。ツアーをやりながら、どんなサウンドになるか模索しなきゃいけないけど、2枚目のアルバムも1枚目の要素は受け継がれると思うし。どうなるかなんて、正直、誰にもわからない(笑)。自分たちがやりたいようにやるだけさ。

-HarryはPEACEの前身バンドではドラマーだったそうですけど、曲を作ったりアレンジしたりするとき、Domのプレイに対して、口を出すんですか?

H:口を出すと言うか、僕ら2人、ドラムおたくなんだ。だからスタジオではドラムに費やす時間が1番多いんだよ。それはそうしたいからやっているんだけどね。

D:まぁ、ヴォーカリストがドラムの知識を持っているとやりやすいよね。時間の短縮になる。ヴォーカリストがドラムに関してわかってないなら"俺に任せとけ"って言えるから楽は楽なんだけど、でも、Harryとならドラムのアイディアを話し合えるしね。

-Domとしてはやりづらいところもあるのかなと思ったけど、そうじゃないんですね。

D:もっとも、こういう関係しか知らないからね。やり甲斐はあるよ。やりづらいってことはなかったな。Harryと俺は影響を受けたドラマーが一緒なんだ。だから、ドラムに対するアプローチも似ているんだ。それもあるからやりやすいのかもね。

H:『ピノキオ』に出てくるジミニー・クリケットみたいに、たまにこうるさい時はあるかもしれないけどね(笑)。

D:ドラムのことを何も知らない奴からいろいろ言われるよりはましさ。

H:クールなことをやってる限り、俺は何も言わないよ。だから、アルバムでもかっこいいドラムはちゃんと残しただろ。良くないのはカットしちゃったけどね(笑)。

-さて、日本公演の後はオーストラリアに行ってから本格的なUSツアーが待っているわけですけど、どんなことを期待していますか?

D:オーストライリアには行ったことがないから、どうなるか何とも言えないけど。

H:小さいクラブを回った最初のUKツアーみたいになるんじゃないかな。俺たちの場合、初めて訪れたところでも少人数ではあるけど、メチャメチャ熱心なファンがつくんだ。アメリカもそうなるんじゃないかな。今回はアルバム・リリース後のツアーだから、きっと反応もいいんじゃないかな。まぁ、どうなるかまったくわからないけど、だからこそおもしろいんだ。