Japanese
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高校生シンガー・ソングライターとして、学生時代から音楽シーンの注目を集めてきたみきなつみ。その時々の心情を飾らない言葉でメロディに乗せてきた彼女が、20歳という"今"を詰め込んだ2ndミニ・アルバム『とけたアイスの味は青かった』を完成させた。もう子供ではないけど、大人にもなり切れない。そんな人生の一瞬の季節に、精一杯恋をして、健気に生きる女の子の息遣いが全7曲の中で瑞々しく表現されている。中でも地元埼玉の先輩バンド、リアクション ザ ブッタがアレンジと演奏を手掛けたリード曲「ボクらの叫び」は鮮烈。"どこまで行けるかは/未来が決めるんじゃない/自分で決めるのさ"という、歌わずにはいられないというような叫びに彼女の芯の強さを感じた。(秦 理絵)