Japanese
2016年03月号掲載
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前作からは1年半が経過、その期間が空白ではなかったことを証明するような4thアルバム。複雑怪奇な展開をする自らの曲(ヴォーカルのシュンタロウだけでなく、タソコやマコトが曲を書けることも頼もしい)に、バンドの心と身体が追いついてきたのかもしれない。ロックとラウドとメタルをないまぜにしたその世界はもともと異彩を放っていたが、それはもはや単なる飛び道具ではなくハロスリのアイデンティティに変わったのだと、この11曲を聴けばわかる。だからこそ、"2XXX年の世界"をテーマにしたコンセプチュアルな作品にもかかわらず、隅から隅まで、バンドの血がしっかりと流れているのだ。凄まじい生命力に吹っ飛ばされるシーン多数。これはもう、怖いものなんてないんじゃないかな。(蜂須賀 ちなみ)
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