Overseas
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中毒性の高いメロと一言でダンス・ポップと片付けられないビザール感で、1stアルバム『Tourist History』を全世界で100万枚以上売り上げたTDCC、待望の2nd。プロデューサーにU2やBLOC PARTYを手がけたJacknife Leeを迎え、LAでレコーディングしたという外的要因は、アルバム後半に並ぶスケール感のある「Spring」「Pyramid」などに顕著。新鮮なところではTrack.1「Next Year」でのエレクトロ・ファンク、彼らが北アイルランド出身であることを思い起こさせる「Settle」あたりか。でもご安心を。いきなり大味になることなく、クセになるヴォーカルとそこに突っ込みを入れるようなセンス一発勝負のギターやシンセも健在。太く、しかもよく唄うようになったベースとともに一筋縄でいかないポップの強度を増している。(石角 友香)