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Japanese
1曲目「マジックシャワー」が白眉の出来。音楽の力を信じ、言葉を曲に乗せ、リスナーと一緒に歌う意義を高らかに鳴らす様に目頭が熱くなる。これまでより素直な筆致が響くのは、彼等が重ねてきた経験が血となり肉となり、自信と説得力になっているから。「ふたりの暮らし」の"今んとこ夢は乾燥機"等、生活を捉えたフレーズも光る。だが一方で、先行配信で驚かせたミクスチャー・ロック「ダンシングマニア」ではダークな魅力も新展開。さらに、楽しくきゅんとするメロディでポップに振り切った「アストロビート」と10曲10様の心模様に寄り添う。大きな会場でのライヴやイベントのトリを任されるようになってきた彼等の気合がこもったネクスト・フェーズ。
一度聴くとふとしたときに脳内再生してしまう中毒性の強いダーク・ポップ「玄ノ歌」から始まる物語。自然哲学"五行思想"のそれぞれの要素が持つ"5色"をテーマにした5曲を収めている。もちろんその意味を調べながら聴いて深みにハマるのも良し。だがフラットに再生してみても十分フックとなるナンバーが目白押しだ。血の通った温かな歌を響かせる「朱ノ歌」、田中タリラ(Vo/Key)がピアノ弾き語りで歌う珍しくシンプルなアレンジが染みる「木ノ歌」、Yuno(Cho/Kantoku)によるまろやかな言葉選びで愛を歌う「白ノ歌」、すでにライヴ定番曲の「黄ノ歌」と、沈んだ気持ちに寄り添いつつ、最後には前を向けるようにと作られた楽曲群。バンドの真心が一貫して伝わる、彼ら史上最も力を与えてくれる作品になった。
3人組コーラス系バンドによる、建前と本音がテーマの2作連続EP。その"ホンネ"のほうを冠した1枚が本作だ。それゆえ厭世的な部分や繊細な心の内が表現された曲が並ぶが、ただ言いたいことを直接的にぶちまけただけでもなさそうなのが、人間らしくて面白い。カオティックなシンセが引っ張る四つ打ちダンス・チューン「ええじゃないか」、シンガロングできるフレーズが配された「一生あなたと生きていくなら」はライヴ映えするだろうし、「小舟」はトラックを作り込むイメージの彼らがギター1本をバックに歌う初のアコースティック・ナンバーで、強力なフックになっている。他にもエッジィ且つ横ノリできるユニークな「負け戦」、リスナーを鼓舞しつつバンドの物語にも重なる「異郷の地に咲かせる花は」と、楽曲のレンジを一気に広げる。
下北沢LIVEHOLIC主催サーキット・イベント"革命ロジック"――新出現"Skream!ステージ"出演者による座談会が実現
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シュレ犬座談会連載、第4回にはDannie Mayが登場!
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2024.05.19 @下北沢シャングリラ
2022.03.18 @渋谷CLUB QUATTRO
2021.06.23 @下北沢LIVEHOLIC
2021.07.25 @渋谷TSUTAYA O-nest
2021.03.18 @渋谷TSUTAYA O-nest
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