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Overseas
先行配信されていた中でも珍しくアッパーでマンチェ・ビートを思わせるグルーヴ・チューン「Little Thing Gone Wild」が新鮮だが、5年ぶりの新作でも漆黒のロックンロールは健在だ。だが、ノイジーなギターとリズム・セクションが醸す重量感と、ディレイが醸す浮遊感が同時に存在しており、どこか白日夢めいたナンバーが多いのは、作品のテーマによるものなのかも。THE VELVET UNDERGROUNDにエレクトロな要素を加味したような不思議な酩酊感のある「Echo」で、いったん開かれた印象になりつつ、ラストでは錆びた遊具のようなSEが滅んだあとの世界を想起させたりと、"間違った生き物は、我々人間なのか?"と思わせる、彼らならではのサイケなディストピアが味わえる"らしい"アルバムだ。
ドラマーが変わって最初となる5枚目のアルバムだが、サード・アルバム『Howl』以降の土着的でブルースを感じさせるアメリカン・ロックンロールが、BRMCの個性と最高の形ではまったアルバムとなった。これまで個人的にはファーストの印象が強すぎて、『Howl』以降の変化に「いいんだけど、何かしっくり来ない」という自分勝手な思いもあったのだが、このバンドとしての成熟には一安心。彼らが得意とするミドル・テンポの楽曲を主体に、耽美的でサイケデリックなフィードバック・ギターとブルージーなロックンロールを融合させるバンドの本質が絶妙なバランスで表現されている、これぞBRMCというアルバム。新ドラマーのLeah ShapiroがTHE REVONETTSのツアー・ドラマーだったっていうのもいいですね。
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