Overseas
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ドラマーが変わって最初となる5枚目のアルバムだが、サード・アルバム『Howl』以降の土着的でブルースを感じさせるアメリカン・ロックンロールが、BRMCの個性と最高の形ではまったアルバムとなった。これまで個人的にはファーストの印象が強すぎて、『Howl』以降の変化に「いいんだけど、何かしっくり来ない」という自分勝手な思いもあったのだが、このバンドとしての成熟には一安心。彼らが得意とするミドル・テンポの楽曲を主体に、耽美的でサイケデリックなフィードバック・ギターとブルージーなロックンロールを融合させるバンドの本質が絶妙なバランスで表現されている、これぞBRMCというアルバム。新ドラマーのLeah ShapiroがTHE REVONETTSのツアー・ドラマーだったっていうのもいいですね。(佐々木 健治)
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Skream! 2024年09月号