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Japanese
昨年10月にセルフ・タイトルを掲げた1stフル・アルバムでインディーズ・デビューを果たした4人組ロック・バンドHelloes。アルバムは様々なアーティストの影響が現れた楽曲や、内向的な印象を持つ楽曲が多かったが、今作に収録された4曲はどの曲も開放感に溢れている。前作の経験を踏まえて、とは言え5ヶ月足らずで一気にここまで跳ね上がれるのは若さゆえの吸収力だろうか。力強いストロークと堂々としたリード・ギターが印象的な表題曲「ビデオテープ」、米田圭一郎の高音とコーラス・ワークが冴え渡るキャッチーでポップな「エスケープ」、つんのめるようなスピード感の「空想ゲーム」、ドラマティックな展開を見せる「サテライト」。どの曲にも現在のHelloesが示したい方向が如実に出ている。
2011年に結成された、都内を拠点に活動する4ピース・バンド、Helloesの1stアルバム。基本となるのは、恐らくメンバーの原風景なのであろう00年代ギター・ロックを消化したサウンドで、そのメランコリックなメロディと孤独や倦怠感を滲ませる歌詞はSyrup16gやTHE NOVEMBERSに通じるものがあるし、時に差し込まれるダークなダンス・ロックからはThe MirrazやARCTIC MONKEYSなどを連想させる。総じて、まだまだ荒々しさを感じさせるし特別な目新しさはないのだが、その音の端々にキラリと光るものがあるのも確か。明らかに“やりたい音”よりも“出てきた音”を重視したようなアルバム後半楽曲が粒ぞろいなところを見ても、今後もっともっと歌とメロディを大事にしていって欲しいなと思ったりする。
“もっといろんな人に届けたい”っていう気持ちが強くなった
このロックの原石は本物か?―― Helloes、デビュー
2013.03.29 @渋谷CHELSEA HOTEL
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