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Fo'xTails (7)
- 2016.12.14
- Fo'xTailsのインタビュー&動画メッセージ公開。メジャー・デビューから約2年、タフに鮮やかに進化を遂げたバンドの今を閉じ込めた渾身の1stフル・アルバムを本日12/14リリース
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クリストファー・ノーラン監督のSF映画からインスパイアされた"INCEPTION"をタイトルに冠し、人の無意識にある考えを植え付けるという映画の内容にならい、Fo'xTailsの音楽を様々な人の内に染み込ませようとの思いがあったという。もともと一筋縄ではいかない曲の幅広さがあり、ソングライターのテラ(Gt/Prog)と鳴風(Gt)の書く曲もタッチが違った面白さがあるのが、Fo'xTailsである。そのレンジの広さと真ん中にある歌の強さを、より明快に打ち出したのがこのアルバムだ。ドラムが脱退し4人編成となったが、そのぶん発想を自由に、曲にあったドラマーを迎えトライしたいビートやヴィジョンに忠実に作り上げたことも、Fo'xTailsらしさを強く打ち出す突破口となったようだ。歌にも描かれる不屈さが、しっかりバンド・サウンドとなった。(吉羽 さおり)
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takaoの伸びやかなヴォーカルで始まり、なめらかなギター・フレーズが先導していくようにして心地好く疾走する「Innocent Graffiti」。形としてはラヴ・ソングではあるけれど、青春の1ページから切り抜いてきたような青臭くも爽やかな歌で、ドラマティックでキャッチーなメロディが冴える曲だ。またカップリングはライヴ時に燃料投下するような、アグレッシヴなシンガロング曲「RUSH」と、歌謡性のあるメロディでいてダークな香りをまとった「ALIVE」という2曲。「ALIVE」は特に、これまでのFo'xTailsにはないタイプの曲でもある。デビューをして、毎日を全力で駆け抜けていく中で芽生えた苛立ち、楽しさ、喜び、そして自分たち自身で檄を飛ばして突き進んでいく勝気な姿勢、そういった経験が曲になったシングル。(吉羽 さおり)
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ボリューム感のある骨太な王道ロックンロールでありつつ、耳に残るのは、曇りのない、澄んだブルーのイメージ。メジャー・デビュー・シングルとなる「GLITTER DAYS」は、物語が動き始めたときの躍動感と高揚感とで、怖いものなしに突き進んでいくバンド・アンサンブルが光る。そこに乗るのはフロントマンtakao(Vo)のハイトーン・ヴォーカル。線が太めの声で、サウンドを指揮するように引っ張っていくことでスピード感を生んでいる曲でもある。またカップリングでは、ループ感のあるシンセをフックにしたハード・ナンバー「蛍火」、そして柔らかで包み込むようなミドル・テンポな曲もありとレンジが広い3曲となった。それぞれ違った音楽背景を持った5人の色味を活かし合い、トレンドを押さえながらも、定番の良さや明快さはとても大事にしているのを感じる。 (吉羽 さおり)