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ORESKABAND (10)
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ガールズ・スカ・バンド、ORESKABANDのレーベル移籍後初となるミニ・アルバムはアッパー・チューン中心の構成。アルゼンチンとブラジルでの海外公演などライヴの合間を縫ってレコーディングされたからなのか、生の温度感をそのまま味わわせてくれるような曲ばかりだ。iCas(Vo/Gt)のラップが新鮮な「Carnival」、ベースとギターの絡み合いがスリリングな「Brand New Day」、ゴスペル的要素を盛り込んだ「Getting Higher」など、サウンド面での挑戦が耳に楽しい。今年で結成10周年のタイミングだが、ブラバン女子のわんぱく好奇心は健在。"続けていく"という意のアルバム名のもと、彼女たちの溌剌さが炸裂するサマは実に痛快だ。(蜂須賀 ちなみ)
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幼馴染で中学のブラスバンド部のメンバーを中心に結成され、昨年10周年を迎えたバンドのキャリア初となるベスト・アルバム。今でこそ10代の女性バンドがデビューすることは珍しくないが、才能によりキャリアをブチ破って出てきたオレスカバンドのデビューは当時衝撃的ですらあった。ホーン・セクションを配したバンド編成で、最初から唯一無二のオリジナリティを確立していた彼女たちの音楽性の変遷がわかる選曲で、「ピノキオ」のような王道のスカと2013年作品「それは勝手な理論」のK-POPばりのエレクトロ・ダンス・ポップの対比に時代を感じて面白い。昨年もアメリカ・ツアー、ブラジルでのライヴを敢行するなど世界を股にかけて活躍するバンドの逞しさがギッシリ詰まった1枚。カッコイイ!(岡本 貴之)
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前作『COLOR』より2年3ヶ月ぶりのリリースとなるミニ・アルバム。ジャケットのデザインやアーティスト写真からもわかるようにヴィジュアルのイメージを一新し、そのサウンドも彼女たちの原点であるスカは勿論ベースにあるが、レゲエ色の強い「ラブ・ラ・ラバーズ」、キーボードやサンプリングを多用した「それは勝手な理論」など、今までにはなかった新しいORESKABANDを感じることができる。ロック、ジャズ、ファンク、レゲエ、ソウルなど、ありとあらゆる現代音楽の要素を取り入れた今作は、ミニ・アルバムというコンパクトな箱の中に、色とりどりの楽曲を詰め込んだ贅沢な玩具箱だ。その箱を一度開ければ、鮮やかでアグレッシブな楽曲の数々に夢中になり、時間を忘れて楽しむことができるだろう。(石井 理紗子)