Japanese
2014年10月号掲載
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ガールズ・スカ・バンド、ORESKABANDのレーベル移籍後初となるミニ・アルバムはアッパー・チューン中心の構成。アルゼンチンとブラジルでの海外公演などライヴの合間を縫ってレコーディングされたからなのか、生の温度感をそのまま味わわせてくれるような曲ばかりだ。iCas(Vo/Gt)のラップが新鮮な「Carnival」、ベースとギターの絡み合いがスリリングな「Brand New Day」、ゴスペル的要素を盛り込んだ「Getting Higher」など、サウンド面での挑戦が耳に楽しい。今年で結成10周年のタイミングだが、ブラバン女子のわんぱく好奇心は健在。"続けていく"という意のアルバム名のもと、彼女たちの溌剌さが炸裂するサマは実に痛快だ。(蜂須賀 ちなみ)