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ザ・ビートモーターズ (29)
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2009年4月にデビューして以来、60~70年代の洋楽ロックの影響を受けた日本語のロックという日本のロックにおける1つの伝統を受け継ぎながら、その馬鹿力的な表現によって、個性を際立たせてきた4人組、ザ・ビートモーターズ。彼らが2年ぶりに完成させた3作目のアルバムはオープニングを飾る「マリー」の2ビートの疾走感が新境地を思わせるものの、フォーキーな味わいをアピールしつつ、内なるデーモンを憐れむねちっこいブルース・ロックのTrack.5「サギ師」他、破壊力抜群のロック・ナンバーの数々を交えながら、これでもかとバンドの実力を見せつける。極めてシンプルなアルバム・タイトルは自信の表れ。ソウルフルなバラードのTrack.7「BIG HEADのBOYとACTIONするGIRL」が器の大きさを印象づける。(山口 智男)
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実力派4ピース・ロック・バンド、ザ・ビートモーターズが待望の2ndフル・アルバム『Gris Gris』(グリグリ)を完成させた。今作は秋葉正志(Vo & Gt)の優しい歌声が響く幻想的な雰囲気から激しいバンド・サウンドへ急展開する「星に願いを」で痛快に幕を開け、その勢いのままロック好きのハートを一気に鷲掴みにするであろうリード曲「時代」へと繋げる。そして弾き語りスタイルで収録された「テルミーティーチャーブルース」では、彼らの真骨頂であるシンプルかつ骨太なロックンロールの魅力を存分に味わうことができるだろう。誰もが経験する日常生活のなかに溢れた些細な感情と懐かしい風景。その一つ一つを極上のメロディで綴った等身大のロック・アルバムだ。(平野 スミオ)
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ザ・ビートモーターズ初となるフル・アルバムがリリース。"アイゴン"こと會田茂一プロデュースの「ちくちくちく」はギターがうねりをあげる攻めの曲ながらも、甘酸っぱい想いを含んだ歌詞にほっこり。Track.4「あのこにキッス」なんて、トリップしそうなサイケな雰囲気を醸し出している。骨太のロックを聴かせてくれたり、甘いメロディもあったり、バラエティ豊かな1枚。でも一貫しているのは、硬派な男たちがふと見せる切ない想いだったりを歌詞にのせ、ソウルフルな秋葉(Vo&Gt)の歌声が大爆発していること。収録曲は全13曲だけれど、14曲目からはライヴハウスにあるような、このままライヴに繋がっていくみたいな感覚に陥る、そんなアルバムだ。(花塚 寿美礼)
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初めて聴いた時は、正直またかと思った。2回目には、何か引っかかった。3回目には、胸がざわついた。まんまと思うツボである。ザ・ビートモーターズという本気か冗談か分からない名前のこのバンド、音楽性としては、まさに王道と言えるロックンロールの系譜の上にいる。とても明快な音楽性なのだが、二人の物語のようで、自分のことしか歌っていないラヴ・ソングや、優しさの欠片もないのに優しい歌ばかりが並ぶこのアルバムを聴いていると、得体の知れないざわめきが湧き上がってくる。明確な疎外感と呆気に取られるほどの開き直りをこれでもかと言わんばかりの直球で投げつけてくるが、どういうわけか“これがロックンロールだ!”みたいな常套句だけで済ますこともできない。不思議な存在感を持ったバンドの登場だ。(佐々木 健治)