DISC REVIEW
Japanese
2014年02月号掲載
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ザ・ビートモーターズ
3
2009年4月にデビューして以来、60~70年代の洋楽ロックの影響を受けた日本語のロックという日本のロックにおける1つの伝統を受け継ぎながら、その馬鹿力的な表現によって、個性を際立たせてきた4人組、ザ・ビートモーターズ。彼らが2年ぶりに完成させた3作目のアルバムはオープニングを飾る「マリー」の2ビートの疾走感が新境地を思わせるものの、フォーキーな味わいをアピールしつつ、内なるデーモンを憐れむねちっこいブルース・ロックのTrack.5「サギ師」他、破壊力抜群のロック・ナンバーの数々を交えながら、これでもかとバンドの実力を見せつける。極めてシンプルなアルバム・タイトルは自信の表れ。ソウルフルなバラードのTrack.7「BIG HEADのBOYとACTIONするGIRL」が器の大きさを印象づける。
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