Overseas
JOHNNY FOREIGNER -BRITISH ANTHEMS-
2009.12.06 @新木場STUDIO COAST
Writer 佐々木 健治
バーミンガム出身の3ピース・バンドJOHNNY FOREIGNERのセカンド・アルバム『Grace And The Bigger Picture』は、緩急をつけながらも、JOHNNY FOREIGNERらしいパンキッシュなギター・ロックを掻き鳴らすエネルギッシュな作品だった。ファースト・アルバム『Waited Up til It Was Light』よりも腰の据わったこのアルバムで、バンドの成長を感じた人も多かっただろう。
ライヴ自体は、アルバム同様、Vo&GtのAlexeiと紅一点BのKelly Southernとのハーモニーが心地よく、疾走感の中にも、ポップな風通しの良さが気持ちよく響く。
そして、DrのJuniorがとにかく叩きまくっていて、迫力満点。他のバンドのドラマーがきちんと整理整頓されたリズムを叩くタイプだったり、緻密なフレーズを刻むタイプがほとんどだったメイン・ステージの中で、Juniorのダイナミックな野獣系のドラムは際立って印象に残るものだった。どちらが良いというわけではないけれど、Juniorのように感情を開放して手数多めで叩きまくるドラムを聴くと、やっぱり燃える。そして、会場もそのエネルギッシュなビートと二人の掛け合いが生み出す熱にヒートアップしていった。
曲によっては粗さが目立った部分もあったのだけれど、あれだけJuniorが叩きまくるので、そこにある種のズレが生まれるのは仕方がないことだし、そのヒヤヒヤしてしまいそうな緊張感もライヴでしか味わえないもの。
この日のライヴは、JOHNNY FOREIGNERの魅力を十分に楽しむことができるエネルギッシュなライヴだった。個人的には、JOHNNY FOREIGNERにもBOMBAY BICYCLE CLUBにも、THE PIXESの影を見ているのだけれど、その両者が生み出す音の対比を感じることができたのも、今回のBRITISH ANTHEMSでの収穫の一つだった。
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