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LIVE REPORT
Overseas
THE ENEMY
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2009.08.07 @千葉マリンスタジアム&幕張メッセ
Writer 遠藤 孝行
19時に近づき辺りはすっかり暗くなった。インドアで一番大きい二つの空間を利用したMOUNTAIN STAGEに登場するアクトは残す所2つとなった。音がガツンとくる前方の正面に陣取る。このバンドは出来るだけ前で観たかった。
2007年にデビューを果たしたTHE ENEMYはデビュー・アルバムで全英NO.1の快挙を果たし、その年のSUMMER SONICで来日。この時はメイン・ステージのトップ・バッターだった。彼らの熱いパフォーマンスは目覚めの一発にはピッタリだろう。そして今回、2ndアルバム『Music For The People』をリリースし、さらに大きく成長した彼らはMOUNTAIN STAGEのトリ前として登場する。
1曲目からパワー全開。まっすぐに気持ちを押し出すステージングに心が踊る。
アリーナの最前線は待ってましたとキッズ達が暴れている。OASIS、KSABIANと一緒にツアーを回った実力は遺憾なく発揮されていた。
「ハロー!トウキョウ!」と2曲目は「Awey From Here」。ここでさらにヒート・アップ。この曲のサビの部分では大合唱が起こっていた。THE ENEMYはやっぱり僕らのバンドだ。彼らがデビューした当時はまだ男臭いガレージ・ロック・バンドがたくさんいたが、今はこれだけストレートにロックンロールを奏でるバンドは少なくなった。しかしTHE ENEMYからは今の状況を物ともしない力強さを感じる。いつかボーカルのTom Clarkeが言っていた「ARCTIC MONKEYS は週末、僕らはリアル」という言葉が思い出される。このライヴで彼らの熱い気持ちを感じる事が出来た。そして何よりも、THE ENEMYは曲がいい。
今回のセット・リストだと1stの楽曲からが多め。メンバー自身もかなりライヴを楽しんでいる様子だった。あっという間に嵐の様なステージは終わった。
もっと観たかったという思いに駆られつつ、今日のトリであるKASABIANを待つ。
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