"機動戦士ガンダム"放送開始から40周年という節目の2019年に、スピラ・スピカがファンだけでなく、ガンダム・フリークをも唸らせるシングルをリリース。ガンダム最新作のOPテーマ「リライズ」は、バンド名に込められている"誰かの希望になりたい、背中を押したい"という思いが表れた1曲に。アニメにリンクした歌詞と、幹葉(Vo)の明るくも繊細な歌声に注目だ。さらに、ガンダム・シリーズのカバー曲2曲も収録。特に「STAND UP TO THE VICTORY ~トゥ・ザ・ヴィクトリー~」は、原曲の良さを残しつつ、間奏など要所を現代風のサウンドへアップデートさせ、爽やかで青春感溢れる楽曲へと変化。今までもガンダムにゆかりがあった、彼女たちだからこそできた大胆なアレンジだ。
哲学的な歌詞をブラック・ミュージックに乗せて歌う"フィロのス"ことフィロソフィーのダンスの両A面シングル。ライヴの定番曲「ラブ・バリエーション」をSCOOBIE DOとコラボしリアレンジした「ラブ・バリエーション with SCOOBIE DO」は、スクービーの演奏やコーラスによって、よりファンキーで熱量を増した曲に仕上がっており、スタイリッシュなオリジナル版と聴き比べても楽しい1曲だ。一方「ヒューリスティック・シティ」は、一聴すると男女の別れの歌のように聴こえるが、本人たちいわく平成の終わりを歌う曲だという。視点を変えて聴くとまったく違った曲に聴こえるというのが面白いし、彼女たちには珍しくサビでユニゾンが入るので、フィロのスの新しい一面も感じてほしい。